高血圧の民間療法(二)―高血圧には大根がお勧め

「漢方の世界】高血圧の民間療法(二)―高血圧には大根がお勧め

 

 

 

漢方では、まず病気を招いた原因を探り、それに対して治療を行う。今回のテーマ、高血圧も例外ではない。その原因にターゲットを絞る。例えば、怒って血圧が上昇した場合には、「太衝穴(たいしょうけつ)」というツボ。今回の番組では、高血圧が気になり始めた方にお勧めの食べ物をご紹介。それは、ずばり大根だ。

身近でお手ごろな野菜、大根。だが、あなどることなかれ。大根は生の場合、気を上昇させ、火を通すと気を降ろす働きがあるという。このように、気の流れをスムーズにするのは人体にとって、非常に肝心だ。というのも漢方では、「気の流れが滞ると病気になる」と見るからだ。

 

今回ご紹介する大根の使い方だが、まず生の大根をおろす。100ccになるまでおろしたら、水で薄めて飲む。毎日この100ccを、一週間ほど飲み続ける(100ccを一日二回に分ける。一回分は50cc)。

 

ただし、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」。大根も摂り過ぎれば、血がにじんだり、白髪になったりすることも。だが何よりも大切なのは、高血圧となった原因を取り除くこと。というのも、漢方は「うわべを治すのではなく、根本から改善する」からだ。まずは、ご自身の生活を振り返ってみては?もしかしたら、薬どころか大根も必要ないかも。

 

 
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