「ムチより飴」台湾セブンイレブンFCオーナーの万引き対策

店側にとって、万引きは煩わしい問題であるのは言うまでもありませんが、台湾高雄市のコンビニエンスストアの店長は学生の万引きグループを、「ムチより飴」で更生させた逸話が地元で広まっています。

同市鳳山区の中学校「青年國中」では、地元のセブンイレブンのフランチャイズ(FC)オーナーである龔俊安さんは知らない人はいないほどの名物おじさんです。これまでの4年間、龔さんは、同校の低所得世帯の学生に食事を無料提供するなど支援してきました。

発端は4年前のとある万引き事件でした。当時、同校の生徒数人が店内でパンなどを盗もうとしたところ、龔さんに見つけられました。警察に通報せず、全員をいったん帰しましたが、後に学校と連携して事情を調べたところ、ほとんどが低所得家庭の子どもで、お腹を空かして盗みに走った可能性が高いことが、わかりました。

「何とか助けたい」と龔さんと学校側の思いが合致しました。

同校は冬・夏休み中に、支援対象の学生が指定店舗で昼夕食を無料でもらえるプロジェクトを立ち上げ、龔さんのお店は一早く協力を申し出ました。

善意はここまでに留まらない。周りの目を気にして無料券を使用しない学生もいることがわかると、龔さんは無料券をICカード「悠遊カード」に切り替えました。

そして、この名物おじさんの呼びかけにより、近隣の6軒の店もあいつぎ支援に加わっています。

台湾のコンビニ(SAM YEH/AFP/Getty Images)

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