米大統領、シリアへの軍事対応排除せず 「48時間以内に決定」

[ワシントン/国連 9日 ロイター] – トランプ米大統領は9日、シリアの反体制派地域である東グータ地区で今月7日に化学兵器が使用された疑いがあることについて、「野蛮な行為」だとして強く非難、迅速な行動を約束した。トランプ大統領は、軍事行動も含めあらゆる選択肢を検討していることを明らかにし、対応策を48時間以内、早ければ9日中にも決定する可能性があると述べた。

シリアの人道支援団体によると、化学兵器が使用されたとみられる7日の攻撃では、少なくとも60人が死亡、1000人超が負傷した。

ホワイトハウスは、今回の攻撃について、シリアのアサド大統領が過去に化学兵器を使用した際の被害状況と一致している、と指摘してはいるものの、アサド政権軍が化学兵器を使用したとは断定していない。

トランプ大統領は、化学兵器を使用したのはアサド政権側なのか、ロシア側なのか、それとも双方だったのかについて、軍事トップと協議していると述べた。その上で、ロシアのプーチン大統領に何らかの責任がある可能性について聞かれると「そうかもしれない」などと述べた。

シリア政府とロシア側は、攻撃への関与を全面的に否定している。

 
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