中国国家主席、ロシア大統領に友好勲章授与 緊密関係を強調

[北京 8日 ロイター] – 中国習近平国家主席は8日、北京を訪問中のロシアのプーチン大統領に友好勲章を授与した。プーチン氏を親友と呼び、同氏が西欧諸国から敬遠されている中でも中国とロシアが緊密関係を結んでいることを強調した。中国が友好勲章を授与するのは初めて。

プーチン大統領は上海協力機構(SCO)首脳会議のために週末、山東省青島を訪れる。それに先立ち習近平国家主席と会談するため、北京に立ち寄った。

習氏は会談前、プーチン氏に「国際情勢がどう変わろうと、中国とロシアは常に関係の発展を優先事項としてきた」と述べ、金色の鎖についた大きな友好勲章を授与。メダルをかける際に「中国人の古き良き友達だ」と述べ、「プーチン大統領は素晴らしい国のリーダーであり、世界中で影響力がある。彼は私の一番の、最も親密な親友だ」と語った。

二人は10億ドル規模の共同産業投資ファンドを含む複数の合意の署名に同席した。

習氏は「われわれは複雑な国際情勢に直面する中、中国とロシアが国際関係において互いの支援と協調を強化し、戦略的協力関係を深めることで合意した」とした。

プーチン氏はメダルを受け取り感謝の意を表した。「ロシアが中国と包括的・戦略的協力関係を発展させようとしている努力を評価しているものと受け止める」と述べた。

 
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