EU、鉄鋼輸入制限に向けた措置を発動へ 米関税受け

[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州連合(EU)は、米国による鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税導入を受け、EUへの鉄鋼輸入が急増することを防ぐための措置を19日に発動する。EU官報で明らかにした。

EUの執行機関である欧州委員会は、米国に輸入されなくなった鉄鋼製品が欧州市場に集まるとのEUの懸念に対応するため、割当枠と関税を組み合わせた対抗策の導入を提案している。

23の鉄鋼品目について、過去3年間の輸入実績の平均に基づく割当枠を設け、それを超えると25%の関税が課される。

EUへの鉄鋼の主要輸出国は中国、インド、ロシア、韓国、トルコ、ウクライナとなる。

欧州委は、EUの鉄鋼業界が「不安定な状況にあり、輸入のさらなる増加の影響を受けやすい」と指摘。「暫定的なセーフガード(緊急輸入制限)がなければ、当面はこの状況が深刻な悪影響につながる可能性がある」とした。

欧州委は3月26日に開始した調査を年末まで継続する。暫定的なセーフガード措置は最長200日まで講じることが可能。

 
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