【水族館】サメを盗んだ男性の言い分「僕は泥棒じゃない。活動家なんだ」

米テキサス州の水族館からサメを盗もうとした男性が逮捕されました。しかし男性は、サメの健康状態が心配だったので、水槽から助け出したかったと話しています。

アンソニー・シャノンというこの男性は、土曜日(7月28日)にサンアントニオ水族館からカリフォルニアネコザメを盗んだとして、窃盗容疑で逮捕されました。監視カメラには、男性が長さ40㎝のサメを水槽からつかみ、ベビーカーに乗せて持ち去る様子が映っています。ミス・ヘレンと名づけられたこのサメは、月曜日(7月30日)の夜にシャノンの家から発見されました。

「私は活動家であって、犯人ではない」とシャノンはサンアントニオテレビ局のインタビューで主張しました。シャノンの家にはたくさんの魚と5頭のサメを飼育する3つの水槽があります。

シャノンは、彼は海洋生物の熱烈な愛好家で、友人から水族館で海洋生物が頻繁に死んでいると聞いて、水族館の水槽の水質が心配になったと主張。水族館の水槽から水のサンプルを取る目的で、1か月前から塩の販売者のふりをして、水族館を訪れていました。

水族館は声明の中で、従業員たちは今回の窃盗事件が起きるまで、彼が塩の販売者だと信じて疑わなかったと述べています。

「我々は水族館内の水槽の水質を毎日チェックしており、ヘレンがいなくなった日もすべての水槽の水質に問題はなかった」と水族館は声明の中で述べています。

一方シャノンは、魚やサメに触れることができる水槽で、見物客がサメを強く押すのを見て、サメを水槽から助け出したのだと言います。

「そんなことをするとは、残念なことだよ。動物にとって緊急事態なんだ」とシャノンは主張しました。

水族館によると、海洋生物たちはしっかり飼育されており、ミス・ヘレンは窃盗事件の後快方に向かっているとのです。

 

 

 
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