米下院候補者ウェブサイト、約3分の1がセキュリティーに問題=調査

[ラスベガス 12日 ロイター] – 米下院議員候補者のウェブサイトの約3分の1に重大なセキュリティー上の問題があるとの調査結果が12日に公表された。

調査は、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の元研究員、ジョシュワ・フランクリン氏が率いる4人の独立系研究員のチームが実施。それによると、下院議員候補者のウェブサイトは、共和・民主党共に、ユーザーとの安全な接続を確保するデジタル証明など、複数の点で外部からの攻撃に対して脆弱であることが確認された。

一方、11月の中間選挙を見据え、民主党はここ1年ほどサイバーセキュリティー対策を強化している。

民主党全国委員会(DNC)幹部はロイターに対して、メールシステムやデータベースなど、党のネットワークシステムを全面的に再構築したと明らかにした。

2016年の大統領選挙時には、ロシア情報機関との関与が疑われるハッカーが民主党のシステムに侵入してデータを盗み、クリントン候補に不利に働くよう利用したとされている。

 
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