【動画ニュース】中国闇市で病死した豚を取引=アフリカ豚コレラ

中国ではアフリカ豚コレラが猛威を振るっています。近日、中国の闇市でアフリカ豚コレラで死亡した豚の死骸を取引しているところを、あるトラック運転手が動画に撮ってネットに投稿しました。

闇市になっているのは辺鄙な郊外で、複数のトラックが止まっています。うち、一台のトラックに豚の死骸が積まれているのがわかります。

10秒未満の短い動画ですが、実に衝撃的です。中国当局は「効果的にコントロールできている」と実際の感染情報を隠蔽していますが、ネットユーザーらは「人を欺き、自分を欺く行為」だと非難しています。

中国当局は8月にアフリカ豚コレラの初の感染例を発表しましたが、中国の養豚業者によると、7月の時点ですでに感染がわかり、多くの業者が素早く豚を手放しました。これらの豚肉は市場に出回り、消費者の食卓に上った可能性が極めて高いといいます。

一方、台湾で「病気の豚の神」と呼ばれる台湾大学獣医学院の賴秀穗(らい・しゅうすい)名誉教授は、アフリカ豚コレラウイルスは「豚のエイズウイルス」だと強調し、中国ではすでに根絶が極めて困難であると指摘しています。

 

 
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