リスボンの有名レストラン近くで古代ローマの墓地出土

[リスボン 25日 ロイター] – 生ハムやシーフードで有名なリスボンのレストラン、ソラール・ドス・プレズントス近くの発掘現場で、ローマ時代にさかのぼる大規模な墓地が見つかり、2000年前の人骨やさまざまな古代の工芸品が出土した。

発掘は、レストランのオーナーが店舗拡大を決めたことから、拡大認可の前に考古学者チームによる調査を実施するよう義務付けている市の規則にのっとって行われた。

出土したのは、人骨25体、火葬された遺体35体、古代の埋葬儀式に使用された陶器やコインなど。発掘は2016年から行われており、店舗拡大作業はすでに始まっている。

オーナーは、作業の遅延にもかかわらず墓地の発見を前向きに捉え、将来は古代工芸品の一部を展示したいとしている。

 
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