香港市民 返還22周年記念式典で抗議、警察当局が催涙スプレー噴射

香港政府は現地時間1日午前8時、香港が英国から中国に返還されて22周年を記念し、香港島中心部にある金紫荊広場で中国当局の旗と香港特別行政区の旗を掲揚する式典を開催した。香港市民は同日未明から、犯罪容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求めて、式典会場の近くに集まり、幹線道路を占拠した。市民らを排除するために、香港政府は午前7時半ごろ、警官隊を出動させ、警官隊とデモ隊が衝突した。

警官隊は市民らに催涙スプレーを噴射したり、警棒で参加者を殴ったりし、一部の市民が負傷した。警察当局は市民数人を身柄拘束した。

香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は会場内のモニターを通じて、掲揚式に参加した。

民主派団体「民間人権陣線」は市民に対して、現地時間1日午後2時半(日本時間1日午後3時半)に始まる大規模なデモ行進に参加するよう呼び掛けた。

 

7月1日早朝、一部の香港市民は主要幹線道路の夏慤道に集まり、警官隊と対峙した(李逸/大紀元)

警官隊の前で「逃亡犯条例改正案に反対」のプラカードを掲げる市民(李逸/大紀元)

市民らは1日早朝から、返還22周年記念式典会場に集まっていた(李逸/大紀元)

香港市民と警官隊が小競り合いになった(佘志誠/大紀元)

催涙スプレーを噴射する警官(Anthony Kwan/Getty Images)

幹線道路を占拠する市民への強制排除に動き出した警官ら(Anthony Kwan/Getty Images)

警棒で市民を殴る警官ら(Anthony Kwan/Getty Images)

警官隊の強制排除に抵抗する市民ら(Anthony Kwan/Getty Images)

(The Epoch Times Japanより転載)(翻訳編集・張哲)

 
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