【動画ニュース】中国に対する各国のイメージが軒並み悪化 米シンクタンクの調査結果

米国の独立調査機関、ピュー研究所がこのほど、中国共産党に対する諸国のイメージが悪化しているとの報告を発表しました。また豪州の人気ユーチューバーは、メルボルンで香港の「逃亡犯条例改正反対運動」に抗議する中国人留学生を取材した際に、学生らが中国当局から深刻に洗脳されていることが分かったと伝えています。

世界の人々の問題意識などを調査する米シンクタンク、ピュー研究所が今年5月13日から8月29日にかけて世界32カ国の約3万人を対象に調査を行ったところ、中国に対し最もネガティブなイメージを持っている国は日本で、日本人調査対象者の85%が中国に対しマイナスの印象を持っていることが示されました。

日本以外にも多くの国の人々が中国にマイナスのイメージを持っており、韓国では63%、豪州では57%、フィリピンでは54%と、その他の国でも5割を超える人々が中国に悪いイメージを持っていることが示されています。

報告書によると、北米と西欧の民主主義国家の70%の市民が、中国を「世界で最もマイナスイメージを持つ」と回答しています。国別ではカナダ67%、米国63%、オランダ57%、イタリア57%、英国55%、スペイン53%となっています。

中国史研究者の李元華氏
「(中国に対する)評価がどんどん下がっており、一部のメディアや政治家が目覚めたことによって、中国共産党の国際的な広まり、つまり彼らが世界の人々に与える危害、共産主義が人類に与える災いなどに対し、西側社会全体にゆっくりとある種の風潮が形成されつつあり、みなこうした問題に対し考えを改めている。よってこれらがわかると、中国共産党と中国を区別することができる」

しかし、海外で生活する多くの中国人や留学生はそのようには考えていないようです。このほど豪州の人気ユーチューバーのアビー・イェミニーさんは、メルボルンで香港を支援する集会に参加し、取材を行いました。

現場では多数の豪州在住の香港人が香港市民が掲げている要求を表明し、台湾人も中華民国の国旗を掲げました。しかし多数の中国人も会場に押しかけ、彼らに対し罵声を浴びせました。イェミニーさんは、自身の取材に対する中国人留学生の回答に驚きを隠せなかったと語っています。

中国問題研究家の張健氏
「こちらに来ている留学生の一部は富二代、官二代、富三代と呼ばれる人たちだ。彼らは既得権益者であり、こうした問題が起きると自然と本能的に、中国の邪悪な社会体制を称賛する」

中国問題研究家の張健(ちょうけん)さんは、中国人留学生は中国当局から洗脳され、本能的にも人間性の面においても良識や善悪に対する基本的な判断能力を失っているため、中国共産党にこびへつらって賛美を贈るのだと考えています。

また北京師範大学教育科学学院の元副教授、李元華(り・げんか)さんは、彼らのような留学生は香港の「反送中運動」自体に全く興味はないし、香港人が求めている五大要求にも関心はなく、ただ中国メディアの宣伝を信じているだけなのだと語っています。

北京師範大学教育科学学院の元副教授、李元華氏
「例えば彼らは、香港人が何を要求しているのかも知らない。それに関心を抱く必要を感じていないようだ。なぜなら中国当局が、香港の運動は国家を分裂させるものであり、香港が独立して、中国からの分離を画策しているのだと決めつけているからだ。中国人留学生は中共が1997年に一国二制度を約束したにも関わらず態度を豹変させたという事実も全く知らない」

李元華さんは「学生らは長年にわたって、中国共産党の宣伝する通りに物事を考えるという習慣を身に着けてしまっており、善悪の判断ができなくなっている。なぜなら彼らは真実を知ってしまうと身に危険が及ぶと分かっているからだ」と分析しています。

北京師範大学教育科学学院の元副教授、李元華氏
「よって彼らはメディアや中国政府の宣伝に追従し、中共の宣伝どおりの言葉を繰り返す。だから彼らにインタビューしても、彼らがどんな考えを持っているのか知るのは難しいし、何か筋道の通った話を言うかと思っても何も出てこない。彼らはスローガンを口にし、結論ありきだ。こうした話は彼らがメディアの宣伝から得たものであって、自分の頭で考えたものではない」

張健さんは、中国共産党が中華文明を破壊し、中国人が備えていた伝統的なモラルや良識を打ち砕いたため、海外に住む中国人や留学生は国外で民主主義や自由を享受し、法治国家の恩恵を受けながら、邪悪な共産党政権のために自身の魂を売り渡していると考えています。

 
関連記事