中国で外国語教師になるのはリスクのほうが大きい?【チャイナ・アンセンサード】

中国英語を教えるリスクは、報酬よりも大きいと言う人も!

チャイナ・アンセンサードへようこそキャスターのクリス・チャペルです。

誰もが経験ありますよね。高価な大学の学位を取得するために一所懸命に努力して、卒業して初めて実社会では全く役に立たないことに気付く。

さてどうしますか?
明らかにその答えは、学生ローンを組んで大学に戻り別の高価な学位を取ること。

これを試しちゃダメだよ、若者たち。僕の言う事を信じて!でも、大学院へ行かない人たちにとって海外で英語を教えるという選択肢もあります。

よくこう聞かれるんですよ。中国で英語を教えるのは良い考えでしょうか?

私の答えはこうです。独裁的な監視国家で英語を教えるんだよ。真夜中に人々を逮捕し、強制収容所に送り込むような国で?

何を心配することがあるの?中国の教育システムでは約40万人の外国人が働いていますよ。しかし、奇妙な事に物事は悪い方向に進んでいます。

ロイター通信によると、中国で逮捕される外国人教師が急増しています。実際多くの事件を処理しているアメリカ人弁護士の一人によると「中国に行って教えることのリスクは報酬をはるかに上回ります」

弁護士事務所のウェブサイトでも大々的に主張しています。そのリスクは深刻なものです。

スイスの企業「Education First」は、中国で300校の語学学校を運営しています。

彼ら曰く、中国では犯罪容疑での拘留が「顕著に」増加しています。罪状には麻薬、喧嘩、サイバーセキュリティ違反など、その多くの拘留は減給や国外追放という結果に。

しかし一部の犯罪、特に麻薬関係の犯罪は中国では厳しく罰せられる可能性があります。特に、出身国が中国と政治的な紛争の真最中であれば、なおさら。

皆さんはこう考えるでしょう。中国当局が外国人教師の麻薬犯罪を取り締まるべきだと。

でも、「中国国内で」麻薬犯罪を犯した外国人教師を狙っているだけではないのです。

「Education First」によると、スタッフは「自宅や仕事場又はバーやナイトクラブで捕まり、薬物検査のために尋問され連れていかれた」

薬物検査には毛髪をサンプルとするものも。毛髪には最長3か月マリファナを使用した痕跡が残ります。それは大麻が合法である国から来た教師にとっては大問題です。合衆国の一部やカナダの全部とかね。

今は基本的にカナダ人として中国にいるのは まずい時期です。

実際中国にいるカナダ人はアメリカ人の振りをした方がマシかも。それもありでしょう。

海外のアメリカ人はずっとカナダ人のふりをしてきたんですから。

いずれにせよ、中国の教育部はこの麻薬「スキャンダル」を利用し、外国人教師への「妥協することのない真剣な」対応を推し進めています。

でもご心配なく。

中国共産党は 単に外国人英語教師を目の敵にしているのではありません。外国人全般を憎んでいるのです。

最近の外国人教師に対する取り締まりは、外国人排斥ムードの高まりの一部であるようです。

もちろん共産党の思考では、教育制度はイデオロギー的に純粋であるべき。多くの非社会主義教育を受けた外国人は「社会主義の核心的価値観」を推進することには効果的な役割を果たしません。

こと教育に関して言えば、問題は中国の知識人にあります。

「知識人はグローバリゼーションがもたらす民主主義と法の支配に多くを期待しています。一部は国に対し
現実離れした不満を表明」

鼻持ちならないインテリめ!

国に対して文句を言っている理由は、民主主義や法の支配がないというだけで、または政権が瞑想する自国民を殺害した程度で、知識人が要求するのはかくも無分別!

共産党は常に、教育現場をイデオロギー教化の最前線としています。

批判的な思考は排除すべし。

毛主席は知識人を憎んでいました。

 
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