中印国境の衝突で中共軍は「野蛮な武器」を使用 インドで高まる反中感情

6月18日、インド外務省の報道官は、インドと中国の国境で発生した衝突について、虚偽の発言をしないように中共に警告を発しました。また、中国人兵士が衝突の際、「野蛮な」武器を使ったことも明らかになりました。

15日の夜、中国とインドの国境のギャルワン渓谷で衝突が発生し、多数の犠牲者を出しました。17日、インドでは亡くなった兵士の追悼式が行われました。一方、中国側は今のところ死傷者の詳細を明らかにしていません。米国の情報機関によると、中国側の少なくとも35人が死傷したといいます。

インド外務省の報道官は18日、中共に対し、国境紛争について虚偽の発言をしないよう警告を発しました。中共は、中印国境地帯の状況は概ね安定しており、コントロール可能であると述べています。この前日、インドのナレンドラ・モディ首相は、領土の完全性と主権問題について妥協しないと公言しています。

中国・インド共に今回の衝突で銃器は使用していません。しかし、インド軍の将校は、中国は準備万端のように見えたと述べました。55人のインド人兵士は、重装備の300人の中共兵士と素手で戦いました。BBCが入手した写真には、中国人兵士が使用した釘のついた鉄の棒が写されています。

中共ウイルスの蔓延により、インドでは1万2000人以上が死亡しています。今回の衝突でインドでは反中感情が強まり、「中国製品ボイコット」の風潮が現れています。

元米国国家安全顧問 H. R. マクマスター氏
「これは起爆点になりかねない。なぜなら感情的な面があるからだ」

アナリストは、中共は国内の圧力を和らげる必要があるときは、いつも外部で衝突を起こして民衆の目をそらしてきたが、今や戦狼式外交で四方に敵を作り、国際社会の不満を引き起こしていると分析しています。

元米国国家安全顧問 H. R. マクマスター氏
「私が心配しているのは、中共の軍隊は自分たちのプロパガンダを信じ、強硬な行動を取ることだ。中印国境だけでなく、南シナ海と尖閣諸島でもそうだ」

 
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