香港の中共肺炎感染者数 記録を更新 警察署内の感染も

香港中共ウイルスの感染が拡大を続けています。22日には新たに113人、23日には118人の感染が確認され、一日の感染者数として最多を記録しました。このほか、香港警察は、湾仔(ワンチャイ)警察本部の女性警察長も感染が確認されたと発表しました。さらに、香港の親政府側の企業「 美心集団(マキシム・グループ)」の月餅工場でも感染者が確認され、グループは月餅製品を全て廃棄すると発表しました。

香港衛生防護センター主任 張竹君氏
「昨晩0時まで、113人の感染が新たに確認された」

7月22日、香港で新たに113人の感染が確認されました。うち105人が香港の地元の感染例ですが、63人の感染経路が不明となっています。

同日、香港警察は、湾仔警察本部に勤務する43歳の女性警察長が中共肺炎と診断され、最終出勤日が7月20日だったことを発表しました。 警察は現在、彼女と濃厚接触のあった同僚を在宅勤務にすると同時に検疫を行い、事務所と自宅の消毒を行いました。

7月以降、香港の疫病流行は加速しており、食品および衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長は、23日から屋内や公共の場でのマスク着用を義務化することを発表しました。

香港食品衛生局局長 陳肇始氏
「現在、さらに厳しい防疫措置をとる必要があると考えている。屋内の仕事場や交通ターミナルと乗換区間でマスクを着用し続けるよう要求する」

美心集団の食品 広告(2019.7.23)

香港マキシム・グループは月餅の広告に有名人を起用しており、香港における月餅の市場シェアは40%に達していました。しかし、7月20日、マキシム・プルーグの月餅工場で原材料を扱う従業員が中共肺炎と診断され、最終出勤日が7月18日であることが明らかになりました。同日に消毒を行い、翌日には原材料と月餅製品を廃棄処分しました。しかし、月餅や月餅券を購入した市民の多くには不満が残り、返金の要求が相次いでいます。

 
関連記事