台湾防衛のため「我々は目を覚まさなければならない」=中山泰秀防衛副大臣

日本政府の防衛当局者はこのほど、中国共産党の脅威に対して警告を発しました。

日本の中山泰秀防衛副大臣は6月28日、米保守系シンクタンクのハ・ドソン研究所でのオンライン講演で中国による台湾への圧力に「目を覚ます」必要があり、民主主義国家として台湾を守る必要があるとの認識を示しました。

また中山氏は、民主主義国家はお互いに守り合わなければならないとも述べています。

1970年代以降、米国や日本を含む多くの国が、「一つの中国」政策に従ってきました。「一つの中国」とは、中国本土と台湾は不可分の統一国家「中国」でなければならないと主張するものです。中共政権は、自らが中国の唯一の合法的政府であるとし、台湾には独立した憲法があり、民主的な政府があるにもかかわらず、台湾を自国の領土の一部であると主張しています。

しかし、中山氏は「一つの中国」政策に従うという当時の決定が正しかったのかどうかについて疑問を呈しました。

た、中山氏は宇宙、ミサイル技術、サイバー領域、核などの分野で中国の脅威が高まっていることを指摘し、「我々は目を覚まさなければならない」と強調しました。

中山氏のこの発言に対して中共外交部の汪文斌報道官は6月29日、「非常に悪意があり、無責任で危険である」と非難しました。

さらに、日本側に対し、日本政府の立場を明確にし、このようなことが二度と起こらないよう要請したと表明しました。

 
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