BLMユタ支部創設者「星条旗は憎悪と人種差別を象徴とする」

批判殺到

米西部ユタ州支部のBlack Lives Matter(BLM)創設者は、「星条旗」は憎悪と人種差別の象徴であると主張しています。国旗を掲揚する人は人種差別主義者であり、危険な存在かもしれないと主張しています。

レックス・スコット(Lex Scott )氏は、BLMのユタ支部を創設しました。米国の独立記念日に当たる7月4日、スコット氏は米国旗を掲げる人々を非難する声明をFacebookに投稿しました。

声明の中でスコット氏は、「星条旗を掲げている人を見れば、その人が人種差別主義者であることが分かる。星条旗を掲げている人は、私たちとは違う米国に住んでいることがわかる。星条旗を掲げる人を見ると、その人の知性を疑う」と述べています。

スコット氏は、星条旗が憎悪の象徴であると主張しています。

公民権弁護士のレオ・テレル氏は、FOXニュースの司会者、ショーン・ハニティ氏の番組で、スコット氏のこの投稿はBLMが人種差別主義的であり、米国の黒人とは無縁であることを示しているので、喜ばしいことだと語っています。

公民権弁護士&FOXニュース寄稿者 レオ・テレル氏
「BLMのような組織や(黒人運動の指導者)アル・シャープトン師らが、アフリカ系米国人の代弁者になろうとすることにはうんざりだ。99.9%のアフリカ系米国人は、国旗を支持し、この国を愛し、BLMユタ支部とは付き合わない」

スコット氏の投稿が広く批判された後も、スコット氏は意見を変えず、米国国旗を持っている人を見ると、恐怖を感じると強調しました。

全米規模のBLM運動は、米国のシステムが人種差別的であるという前提に基づいています。BLMの共同創設者であるパトリス・カロース氏は、自身ともう一人のBLM共同創設者アリシア・ガーザ氏が「訓練されたマルクス主義者」であると発言しています。

昨年の夏、警察への抗議活動が暴力や暴動に発展したことで、BLMの人気は急落しました。

スコット氏は、ユタ支部は全国的なBLMネットワークから独立しており、暴力を支持していないと主張しています。また、ユタ州最大の地方紙「ソルトレイク・トリビューン」に対し、今回の投稿は人々を不快にさせるために行ったものだと語っています。

 
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