中国各地でパニック買い 暴力沙汰も

中共商務部は先日、冬に備えて生活必需品を備蓄するよう呼びかけました。このことを受け、各地のスーパーでパニック買いが行われ、食糧品の奪い合いから喧嘩が起こる場面もありました。

11月1日に中共商務部は公式サイトに、「今年の冬と来春の野菜など生活必需品の安定した価格と供給に関する通知」を掲載しました。

これを受け、中国各地のスーパーではパニック買いが多発しました。米や小麦粉、油などの食料品が買いあさられ、多くのスーパーでは商品が瞬く間に売り切れになりました。さらに、米の売り場では奪い合いになるなど、暴力沙汰に発展しました。

北京市通州区の住民は大紀元時報の取材に対し、買い占めの原因を「商務部が出した通知のせいで、みんながパニック状態になったからだ」と語りました。「当局が意図的にパニックを引き起こしたため、パニック買いが起きた」との声もあります。

この事態を受け、中共当局と官製メディアは11月3日、「現在、物資は十分あり、供給も保障されている」として、火消しに走りました。しかし、中共ウイルスの蔓延と、最近当局が演出している「台湾攻撃」の風潮があいまって、多くの民衆は最悪の事態を想定して生活必需品を備蓄しようとしています。

 
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