「学校に行きたい」中国の数千万人の留守児童の叫び

中国には何億人もの出稼ぎ労働者がいます。彼らの子供たちが陳情事務所の前で横断幕を掲げたところ、警察によって追い払われました。出稼ぎ労働者とは、農村部に戸籍があり、都市部で働いている人たちのことです。

出稼ぎ労働者の多くは、故郷に幼い子供を残しています。これらの子供たちは「留守児童」と呼ばれ、その数は数千万人に上ります。

留守児童は、幼少期をほとんど祖父母と暮らします。両親に会えるのは年に一度、旧正月の時だけです。

これらの子供たちは、学校に行ける子もいますが、地域に学校がない場合もあります。

ネット上に投稿された動画では、出稼ぎ労働者の子どもたちが横断幕を掲げている様子が映し出されています。横断幕には「私たちは学校に行きたい。留守児童になりたくない」と書かれています。

出稼ぎ労働者の子供たちは、中国中部の湖北省襄陽市(じょうようし)の陳情事務所の前でこの活動を行いました。彼らの服装から見て、最近の動画ではないようですが、ソーシャルメディア上で話題になっています。

これらの子供たちは、厳しい生活を送っています。祖父母が高齢で面倒を見られない場合もあり、子供たちは自らの世話をすることを学びます。中には、子供ながらに大人の責任を負う者もいます。

 
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