フィリピン インドから超音速巡航ミサイルを購入

中国の近隣諸国が協力関係を強化しています。フィリピンは、インドから約4億ドル(約460億円)の新型の対艦ミサイルシステムを導入しました。

この取引は、インドが米国やその同盟国との防衛関係の強化に取り組んでいる中で行われました。中共軍が陸上と海上の両方で、この地域で拡大し続けているためです。

超音速巡航ミサイルは、インドとロシアが共同開発したものです。フィリピンはこのミサイルを、外国船の侵入を防ぐための抑止力として使用する計画です。

近年、フィリピンは、中共が自国の海域に民兵船を送り込んでいると繰り返し非難しています。

中共政権は、南シナ海の90%に対する領有権を主張しています。

2016年7月、ハーグの仲裁裁判所は、中共の主張には法的根拠がないと裁定しました。それにもかかわらず、中共は厳重に要塞化された7つの人工島を造成するなど、南シナ海で軍事活動を拡大しています。

南シナ海をめぐる争いは、中国と他の6か国が関与しています。フィリピンの他、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、台湾が領有権を主張しています。

〈字幕版〉

 
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