中国にはびこる人身売買 阜陽市で2か月に91人の失踪者

徐州市で「鎖につながれた女性」が見つかったことで、人身売買の被害者数が今年、中国で最も注目されるテーマとなっています。

3月2日、ツイッターアカウント「海外快訊(海外速報)」さんがある「尋ね人」の写真を公開しました。写真の女性は通学途中に行方が分からなくなった18歳の女の子で、写真は安徽省阜陽市(ふようし)の尋ね人情報に掲載されていたもので、その写真には「2022阜(ふ)K字第091号」と注記されていました。これは「2022年に入ってから、現地で失踪した91番目の人物」を意味しています。

あるネットユーザーは、「阜陽市は安徽省の地級市にすぎない。2022年は2か月しか過ぎていないのに、もう91人も行方不明者が出ている。全国に地級市がどれだけあると思う?」「当局は、疫病流行のせいで人の動きが少なかった2020年の失踪者が100万人だったと発表した。平時であればどれだけの人が行方不明になっているのだろう」と疑問を呈しています。

別のネットユーザーは中共統治下での人身売買の横行について、「人間性が悪いのは、元をたどれば体制が悪いからだ!」と非難しています。

 
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