香港で感染拡大 遺体安置室がいっぱいに 

香港が中共ウイルス第5波に見舞われ、香港当局は3月7日、新たに2万5150人の新規感染者が確認され、161人が死亡したと発表しました。第5波が始まってからの死亡者数はすでに2074人に上ります。統計データによると、この1週間の香港の死亡率は世界で最も高く、香港メディアは現地病院の遺体安置室がいっぱいになったため、冷凍コンテナを利用して遺体を安置していると報じています。

香港での感染拡大が深刻化し、香港メディアは遺体安置室がいっぱいになったため、香港政府は冷凍コンテナを臨時の遺体安置室として使用していると報じました。

香港当局は、3月7日に2万5150人の新規感染が確認され、161人が死亡したと発表しました。新規感染者数は30万人を超え、死亡者数は1317人となりました。また過去1週間の死亡率は100万人に対し177人で、世界一となっています(データソース:ウェブサイトWorldMetersの3月7日の最新の統計)。

香港の感染者は増え続けており、医療システムは崩壊寸前です。ある市民は、軽症患者を受け入れている「方艙医院」は、患者は車で6時間待ってからでないと入れないと訴えています。

感染は拡大し続けており、香港経済も衝撃を受けています。ここ1週間、多くの市民は香港政府が全市民強制検査の実施中に外出禁止令を発表するのではないかと懸念し、食糧や薬、日用品などの買いだめに走っています。スーパーはにわかに買い物客が増え、スーパーの陳列棚は空になりました。

香港市民
「香港の生活環境は他のところとは全然違う。私は、ほとんどの香港人はとても心配していると思っている。なぜなら、私たちはある小さな場所に閉じ込められるのを恐れているからだ。私たちはじりじりしながら政府からの(大規模検査に関する)回答を待っている」

香港市民
「非常に落胆している。すべての仕事がキャンセルになったからだ。私は自由業者だが、たくさんの顧客が要求したすべての仕事がキャンセルになって、ひと月まるまる空きになった。政府はこれに対する政策を出していない。私のような自由業者はどうしたらいいのか分からない」

ある専門家は、香港の感染ピークはまだ超えておらず、今週は一日に18万3000人の新規感染者が見込まれると予測しています。

 
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