米政府 中共当局者のビザ発給制限へ 中共は反発

米政府は少数民族や宗教団体に対する人権弾圧に関与したとして、中国共産党当局者への制裁措置を発表しました。これに対し、中共外務省は強く反発し、米国は中国高官に対するビザ発給制限を直ちに撤回すべきだと主張しました。「制裁を直ちに撤回しなければ必ず対抗措置をとる」と警告しました。

中国側のこの警告は、米国務省が21日に発表した声明に対するものです。

ブリンケン国務長官は声明の中で、中国国内や外国で少数民族や宗教的少数派、人権活動家などに対する抑圧的な政策や行動に関与した中共政府当局者のビザ発給を制限すると述べました。

さらに、米国はあらゆる外交・経済手段を駆使して、世界中の人権を守ることを約束すると述べました。

その対象には、中国の人権弾圧の潜在的な犠牲者である精神修養の実践者、少数民族、反体制派、人権擁護者、ジャーナリスト、労働組織団体、市民社会組織者、中国国内外の平和的抗議者などが含まれています。

 
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