米NIHが武漢ウイルス起源情報を削除=最新報告

新たな報告により、中共ウイルスの起源の可能性にさらなる光が当てられています。

ある非営利監視機関が入手した文書によると、米国立衛生研究所(NIH)が武漢ウイルス研究所からのウィルスに関する遺伝子情報を削除した可能性があるといいます。米国の医学研究機関が、武漢ウイルス研究所の要請でその変更を行ったと報じられています。武漢ウイルス研究所は2年以上にわたってパンデミック起源説論争の渦中にあり、ウィルスが最初にこの研究所から発生したのではないかと疑う者もいます。

この監視機関とは、「エンパワーオーバーサイト内部告白者研究所」で、「EO」と呼ばれています。

EOは、情報公開法に沿った要請と訴訟を通じて、2020年からの230ページを超える文書を入手しました。その中には、武漢ウイルス研究所と複数の米NIH関係者との間の電子メール、メモ、その他のやりとりが含まれています。

文書には、当時のNIH所長のフランシス・コリンズ博士とアンソニー・ファウチ博士の2人の著名な当局者の名前が記されています。

文書によると、彼らは議論や意思決定に積極的に参加したとされています。EOは3月29日に声明を発表し、「2020年6月5日、武漢大学の研究者がNIHに対し、研究者が提出した生物学プロジェクトに誤りがあるという理由で撤回するよう要請した。この研究者は、提出文書に誤りがあったことを申し訳なく思っていると説明した」としています。

3日後、NIHは研究者の要求を断り、遺伝子配列を削除するのではなく、編集または置き換えるのが望ましいとアドバイスしました。しかし8日後、武漢の研究者が要求したように、NIH当局者らは自ら遺伝子配列データを削除しました。研究者は更新されたものを提出し、古いものを撤回したいと考えていました。

その後、NIHは全て撤回したと言って議論を終わらせました。

文書によると、コリンズ博士とファウチ博士はある日曜日の午後、Zoomでウェブ会議を行いました。それは、別のウイルス研究者、ジェシー・ブルーム氏が削除された配列についてNIHに警告した後のことでした。

文書にはさらに次のように記されています。「フレッド・ハッチンソン癌研究センターのトレバー・ベッドフォード教授はその後、削除されたデータは、パンデミックが武漢華南市場以外で始まったという見方を裏付けるようであり、この問題をきちんと分析する必要があるという内容のメールをグループに送った」

もし、ウィルスが華南海鮮市場以外で発生していた場合、中共当局の主張は覆されることになり、米国や他の国々の専門家による、パンデミックが武漢研究所内で始まった可能性があるという主張を強固にすることになります。

〈字幕版〉

 
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