「中国株への投資は得策ではない」

中国株は、世界最大の株式市場の中で最悪のパフォーマンスを示しています。

これはモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の4月のデータによるものです。

1992年12月にスタートして以来、MSCIチャイナ・インデックスのリターンは年率1%をわずかに超える程度です。

これは、MSCIの新興国株式指数とその代表的なグローバル株価指数のリターン率を大きく下回っています。

一方、米国の株式投資家は、より高い利益を享受しているようです。MSCI米国インデックスは1987年12月以来、年間11%のリターンを生み出しています。

カイル・バス氏はファンド運営会社ヘイマン・キャピタル・マネジメントの最高投資責任者です。

彼はエポックタイムズのインタビューで、「中国は西側の資金を使い、巨大なリスクに対してゼロに近いリターンしか支払っていない」「中国共産党政権に投資した受託者は訴えられるべきだ」と語っています。

ロビン・パーブルック氏は、世界的な投資運用会社であるシュローダー社のアジア株式オルタナティブ投資部門の共同責任者です。

彼は、投資家は株式市場のリターンと経済成長には相関関係がないことを認識することが重要だと警告しています。

MSCIチャイナ・インデックスは、中国そして世界の株式市場で取引されている大企業と中堅企業の株式で構成されています。

パーブルック氏は昨年10月、MSCIチャイナ・インデックスと他のアジア諸国のMSCI指数とのパフォーマンスを比較しました。

その結果、中国株は1992年以来最も弱いパフォーマンスを示していることが判明しました。

国際金融協会(IIF)によると、今年第1四半期の中国からの資本流出が過去最高を記録しました。

その理由は、中共ウイルスによる都市封鎖や中共当局の民間企業に対する締め付け、中共と西側諸国との緊張関係などが挙げられます。

〈字幕版〉

 
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