陝西省村民「村の高齢者のほとんどが死亡」

中国では感染拡大による死者数が増え続けています。都市部の状況はネット上で注目されていますが、辺鄙な農村部での感染状況はさらに深刻なようです。

陝西省宝鶏市陳倉区赤沙鎮の村民林さんが1月16日、大紀元の取材に対し、地元の村では疫病による死者が非常に多く、遺体は畑に埋めるしかなく、いたるところに遺体が埋められていると述べました。

林さんによると、村の70代、80代、90代の高齢者はほぼ全員亡くなっており、林さんの村だけでも十数人が死亡しているといいます。林さんは、「一つの村だけで十数人も死んだのだから、全国にはどれほどの村があり、どれほどの人が死んだのか?」と当局の6万人死亡の発表に疑問を呈しました。

国営企業から定年退職して村で暮らしていた一部の元公務員も死亡し、遺体を宝鶏市の火葬場に運んだところ、長い行列ができていたため待てずに村に運び戻して土葬にしたとのことです。

また、村民たちは薬を買うことができず、病院や薬局では薬がすべて切れているため、感染者は自宅で耐えるしかないといいます。

各地で火葬炉を緊急購入

死者の急増により、都市部の火葬場では、遺体が処理しきれないほど山積みになっているため、火葬炉を緊急購入して処理能力を高めようとしています。

広東省汕頭市火葬場は1月6日、政府の公式サイトを通じて「火葬炉2基を緊急購入する」という入札公告を出しました。入札の予算は282万4,000元で、契約締結後3日以内に商品を納品し、10日以内に設置を完了するという条件が明記されています。

不完全な統計によると、1月以降、全国の政府系サイトの公告のうち、火葬炉に関する入札公告が少なくとも37件掲載されており、江蘇省蘇州市、河南省永城市、湖南省沅江市、遼寧省康平県、山東省済寧市、浙江省寧海県、山東省沂水県、甘粛省嘉峪関市など、多くの市や県の火葬場が火葬炉の追加設置を急いでいます。

 
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