吉林省でも女子高生が3か月近く行方不明

江西省の高校一年生胡鑫宇さんは昨年10月にキャンパスで行方不明になりましたが、1月28日になって、学校の裏山で首を吊った状態で発見されたと地元警察が発表しました。東北部の吉林省でも18歳の女子高生、鄭春梅さんが3か月近く行方不明になっています。

鄭春梅さんの父親
「今日、数百キロ先の吉林省四平市まであなたを探しに行った。あなたには会えなかったけど、必ず見つかると信じている。 必ず見つけ出す。皆さんには感謝します。あなたたちが私に娘を探す動力を与えてくれたのです」

2022年11月4日、吉林省吉林市の高校3年生の鄭春梅さんが行方不明になりました。それから1か月後の12月4日、鄭さんの父親はネット上で情報提供を呼びかけました。

報道によると、昨年11月4日午後8時過ぎ、鄭春梅さんは家主に「戸籍簿を取りに学校に行く」と言い残して家を離れました。それ以降連絡が途絶え、行方不明になりました。監視カメラの映像では、最後に鄭春梅さんの姿が確認できたのは吉林大橋付近でした。

事情を知る人物によると、鄭春梅さんが失踪してから3か月近く経ちますが、警察はいまだに立件しようとせず、家族はネット上で情報提供を呼びかけるしかないといいます。

事情を知る人物
「この家族は、娘が失踪してから現在に至るまで、この件に関する立件書類は何も受け取っていません。経済的余裕がないので、弁護士も雇っておらず、警察と、正義感のある全国のネットユーザーから助けを求めるしかありません。それ以外にできることは何もありません。立件していないので、捜査もしてもらえません」

一方、江西省で昨年10月に行方不明になっていた高校一年生の胡鑫宇さんが、3か月以上経った1月28日、首を吊った状態で見つかったと報じられました。鄭さんの父親は、「娘も胡鑫宇さんのようになっていないか、とても心配している」と話しています。

事情を知る人物は、鄭さんの家族は心配で気が気でないと語っています。

事情を知る人物
「旧正月期間中も、娘のことが心配で、食事中も泣いていました。家族が望んでいるのは、生きているなら会いたいし、死んでいるなら死体を確認することです。 真相を究明し、家族とネットユーザーに納得のいく理由を教えてほしいと願っています」

ある市民は、中共統治下の中国では多くの若者が失踪していると述べます。

吉林市民 李さん
「若者が行方不明になるケースは、特別な事例ではなく、数年前に武漢では多くの大学生が失踪しています。これはみんな知っていることで、知らないことも多いと思いますが、いずれもこの邪悪な体制によるものです」

 
関連記事