志を舞う 中国伝統文化を伝承する西洋育ちの兄弟

ある西洋の国で育った兄弟のお話です。2人は幼い頃から、西洋文化の中で育ってきましたが、中国の伝統文化への造詣がとても深いです。2人とも中国古典舞踊の道に進むことを決め、今年も新唐人主催の第10回「全世界中国古典舞踊コンクール」に応募しました。2人は中国伝統文化をどのように捉えているのでしょうか。

舞台での煌びやかな姿の裏には、日々の苦しい鍛錬があるものです。

西洋人の血も継ぐ包明宇さんは、今年18歳です。2年前、新唐人主催の「全世界中国古典舞踊コンクール」で金賞を受賞しました。

2021年「全世界中国古典舞踊コンクール」金賞受賞者・包明宇さん
「中国の古典舞踊が他の舞踊と違うのは、その背景に多くの内含が込められているからだと思います。五千年の文化そのものが舞踊に込められていて、その美徳や理念、道徳を舞踊で表現することができるのです」

明宇さんと兄の正宇さんはともに、深い内含をもつ中国古典舞踊に惹かれ、世界的に有名な米国の「神韻芸術団」に入団しました。

2021年「全世界中国古典舞踊コンクール」銀賞受賞者・包正宇さん
「小さい頃から何度も神韻の公演を観てきましたが、2018年の公演で初めて、舞踊の真の内含や舞踊劇のストーリーを理解することができました。何度も涙が溢れそうになりました。その晩、家に帰って、神韻のダンサーになりたいと心から思ったのを覚えています」

多くの学生たちが青春や学校生活を楽しむなか、兄弟は汗水を流し、舞踊の練習に励んでいました。その過程では、多くの困難に直面したといいます。

包明宇さん
「私は生まれつき手足が長く、他の人より身体が丈夫ではありませんでした。そのため、ジャンプやフリップなどのアクロバットをするために、人の2倍の努力をする必要がありました。その道のりは簡単ではありませんでしたが、辛抱できる人は内面的に強くなれると思いました」

包正宇さん
「中国古典舞踊には、中国の伝統文化がたくさん含まれているので、西洋で育った自分にとって、最初は本当に戸惑いました。長い間努力しても、何も成長していないと感じることもあります。極端に言えば、希望が見えない状況です。時には友人や弟と一緒に、自分たちの(舞踊を学ぶ)目的は何かと話し合ったこともあります。私たちは単に舞踊や芸術を学ぶためだけにやっているのではない。世界の人たちに中国伝統文化を知ってもらう、中国で今起こっている真相を知ってもらいたいという大きな使命をもって努力しています」

日々のトレーニングを通して、兄弟は内なる不安を克服し、身体的な限界も超えたことで、人生のインスピレーションも得ました。

包明宇さん
「ダンスの訓練を通して、私は勤勉さ、我慢強さ、そして前向きな気持ちを学んだと思います。これらの人生における教訓は私の心に深く刻み込まれ、感謝の気持ちでいっぱいです」

包正宇さん
「一番好きな技は後方宙返りです。うまくできたときは空中で時間が止まったように感じることもあります。中国の伝統文化は間違いなく神伝文化です。自分よりもっと崇高な存在、美を与えてくれる存在を信じると、人はとても謙虚になれます。なぜなら、自分が持っているもの、手に入れたものすべてが神からの贈り物だとわかるからです。ルネサンス期のようなもので、その時代の絵画や彫刻は、すべて神を称えるものでした」

兄弟は2021年の新唐人主催の舞踊コンクールで金賞と銀賞を受賞しました。今年、新唐人の主催する第10回全世界中国古典舞踊コンクールは、9月上旬にニューヨークのパーチェス・カレッジのパフォーミング・アーツ・センターで行われます。2人は、世界中のダンサーに世界の舞台での舞踊の競演を呼びかけています。

包正宇さん
「コンクールへの練習を通して、体力や舞踊の技術、持久力が大幅に向上しました。また、舞踊劇を通じて、パフォーマンス力や表現力も磨かれます」

包明宇さん
「多くの人が『人生は結果ではなく過程が大事だ』と言います。物事を経験するこの旅路こそが自分に大きな影響を与え、だからこそこのコンクールへの参加はとても意義深いものだと思います。さらに、コンクールへの参加が、人間としても大きく成長させてくれます。皆さんと一緒にこの大会に参加できることを光栄に思います。皆さんのように素晴らしい人がたくさんいるので、一緒に上達し、ともに経験し、諦めず進んでいきたいと思います。がんばりましょう!」

 
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