海外メディアの報道によりますと、中国共産党(中共)がロンドンで新設を計画している大使館の地下には、200を超える秘密の部屋が設けられる予定であることがわかりました。建設予定地は英国の重要な金融および通信インフラの中枢に極めて近い場所にあり、注目を集めています。
英紙「デイリー・テレグラフ」が入手した設計図の原本によれば、この新たな中国大使館の総面積はおよそ2万2千平方メートルに及び、地下には最大208室の秘密施設が設けられる計画です。計画が承認されれば、欧州における中共最大規模の外交拠点となります。
設計図によると、大使館の地下施設の一部は、公共高速光ファイバーケーブルから1メートル余りしか離れていない位置にあることが判明しています。この光ファイバーは大量の金融取引データをはじめ、数百万件の電子メールや即時通信を運び、複数のデータセンターを結んでおり、さらに大西洋横断海底ケーブルを通じて米国とも接続されています。
関連文書には、地下施設に少なくとも2つの排熱・換気システムが設けられていることが示されており、高性能コンピューター設備が設置される可能性があります。
米国南カロライナ大学エイケン校経済学教授 謝田氏
「事実上、大使館の中にデータセンターを設けるようなものです。データセンターには大量のコンピューターが必要で、そのために排熱設備が欠かせません。膨大な情報を現地で収集した後、それを高速・高性能な計算機で処理するためです」
時事評論家 唐靖遠氏
「この地下施設は英国の心臓部に築かれたスパイ拠点、あるいは中共の大規模な情報収集・処理センターと位置づけることができます」
戦争が勃発した場合、中共が公共光ファイバーを直接切断する、あるいはネットワーク経由で英国の基幹インフラを攻撃する可能性も否定できないと指摘されています。
謝田氏
「米英、米欧間の情報の大半は大西洋ケーブルを通じて送られています。つまり現在、そのケーブルが中共の目と鼻の先にさらされている状態であり、事実上それを中共に差し出すようなものです」
英国政府は、1月20日までに中共の新大使館建設を承認するかどうかを最終判断する見込みです。
スターマー英首相は今月中に訪中する予定であり、その訪中前に承認の可否が決まるかどうかが、国内外の注目を集めています。




