ポール・サイモンが公演活動からの引退発表、今年のツアー最後に

[ロサンゼルス 5日 ロイター] – 1960年代に人気デュオ「サイモン&ガーファンクル」で活躍したシンガーソングライターのポール・サイモンさん(76)が5日、約50年におよぶ公演活動からの引退を表明した。

フェイスブックへの投稿で明らかにしたもので、今年、最後のツアー「Homeward Bound ─ The Farewell Tour」で北米と欧州を回るが、その後は「できれば音響的に純粋な会場」で不定期に演奏すると述べた。

旅に出て家族と離れているのが重荷になった、と理由を説明した。また、「演奏活動を終える時にはどんな感じだろうとずっと思ってきた。今分かったが、それは多少不安で、少し浮かれた気分でもある。そして、安堵もある」とコメントした。

サイモンさんは、アート・ガーファンクルさんと組んだ「サイモン&ガーファンクル」で1964年にアルバムデビューし、「明日に架ける橋」「サウンド・オブ・サイレンス」など数々のヒット曲を放った。1970年に解散してソロになった後も、グラミー賞を獲得するなど活躍を続けていた。

 
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