2度目の弾劾裁判も無罪 トランプ氏声明を発表「政治的迫害の新たな局面」

2月13日、トランプ氏に対する米上院での弾劾裁判は、無罪判決で幕を下ろしました。トランプ氏はその後、声明を発表し、弁護団と法の支配を守り無罪に投票した議員たちに感謝の意を表すると同時に、将来、米国の未来の新しいビジョンを明らかにすると述べました。

米上院の無罪判決を受けて、トランプ氏は長文の声明を発表し、「米国を再び偉大なものにするための歴史的で愛国的で美しい運動は、まだ始まったばかりだ」と強調しました。

トランプ氏は声明でこのように述べています。

「これから数か月の間に皆さんと共有したいことがたくさんあります。そして、我々全ての人々のために米国を偉大なものにするための素晴らしい旅を続けることを楽しみにしています。これは今までになかったことです」
「我々の前には多くの仕事が待っています。我々はまもなく、明るく、輝かしい、無限の米国の未来へのビジョンを持って現れるでしょう」
「共に進めば、我々が成し遂げられないことは何もありません」

「我々には、我々の子供たちと将来の米国人の世代のために、壮大な遺産を守る責任がある」とトランプ氏は述べました。

13日、共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務やテッド・クルーズ上院議員を含む、共和党の重鎮たちは、トランプ氏の無罪に投票しました。一方、民主党は全員が有罪に投票し、共和党からもミット・ロムニー下院議員ら7人が民主党の有罪投票に加わりました。最終的な投票結果は57:43で、必要な3分の2以上の67票に達せず無罪となりました。

トランプ氏は声明の中で、米国は公正な法の支配に基づいて建国されており、一方の政党が法の支配を政治的な復讐に変えることは容認できないと述べました。

「一政党が、法の支配を誹謗中傷し、法執行機関を否定し、暴徒を応援し、暴徒を赦し、法の支配を無数の政治的復讐の道具に変え、彼らに反対するすべての人々を迫害し、ブラックリストに載せ、異なる観点を排除し、抑圧するのは、我々のこの時代において悲しいことです」

NTD Japan

 
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