10月12日、日本の「中国における臓器移植を考える会(SMGネットワーク)」が東京で反強制臓器収奪の講演会を開催しました。英国に亡命しているウイグル人の元医師エンヴァー・トフティ氏が招かれ、彼の強制臓器収奪に関与した体験を共有しました。
元中国の外科医 エンヴァー・トフティ氏
「その時、その男性は右胸を銃で撃たれましたが、まだ死んでいませんでした。私が開腹して彼の肝臓と二つの腎臓を摘出した後、彼はようやく死にました」
トフティ氏は新疆ウイグル人で、ウルムチの鉄道中央病院で腫瘍外科医として働いていました。2009年、彼は中国での強制臓器収奪に関与した経験を初めて暴露し、強制臓器収奪の証人としてドキュメンタリー『人狩り 中国の違法臓器売買』の撮影に参加しました。
エンヴァー・トフティ氏
「このような行為(強制臓器収奪)は国家(中共)の支持を受けており、この政権は悪魔の政権です。なぜなら、彼らは人を殺すことを目的としており、殺人を通じて自らの命を延ばそうとしているからです」
講演の中で、トフティ氏は中国共産党(中共)のニュースを例に挙げ、様々な角度から中共の強制臓器収奪の現状を説明し、参加者の質問にその場で答えました。その後、日本在住の法輪功学習者やウイグル人が、中国で家族や友人が不法に拘束されている状況や、強制臓器収奪のリスクに直面していることを共有し、参加者は中国における強制臓器収奪の普遍的存在についてより明確に理解することができました。
「中国における臓器移植を考える会」代表 丸山治章氏
「今日はトフティさんが実際に執刀をした話をしてくれましたので、あれはもう作り話ではなくて、体験した人しか話せない内容でしたので、今日参加した皆さんには、十分な(強制臓器収奪の)証拠になったと思います。実際に臓器を奪うという、これ(強制臓器収奪)は本当に歴史上稀に見る残虐な行為ですので、1日も早くやめさせたいと思っています」
東京都中野区議会議員 吉田康一郎氏
「国家で起こるという、共産党独裁中のこの国家犯罪はナチスドイツよりもひどい。私たちは『ナチスチャイナ』という言葉がふさわしいと思います」
クリニック所長 長嶺教光氏
「催しとしての公演を聞いたのは初めてです。やっぱりショックというか。微力ですが、仲間とかに少しでも伝えて、それぐらいしかできないかもしれないですけど、と考えております」
トフティ氏と議員たちは、日本政府と民間団体がこの問題を重視する必要があると呼びかけました。