英俳優ローレンス・フォックス氏がロンドン市長選立候補「言論の自由をまもりたい」

英国の俳優、歌手であり、リクレイム党(Reclaim Party)の創設者でもあるローレンス・フォックス(Laurence Fox)氏は先日、今年5月に行われるロンドン市長選挙への立候補を表明しました。エポックタイムズの独占インタビューでフォックス氏は、「真実を語ったがために22年間のショービジネスでのキャリアを失いかけた」と語り、英国の言論の自由には深刻な不均衡があると、懸念を示しました。

2021年ロンドン市長選候補のローレンス・フォックス氏
「この国の国民の半分は、職を失うことを恐れて自分の意見を言わない国民たちにも代表者が必要だ」

リクレイム党の創設者のローレンス・フォックス氏は、最近の英国での言論の自由の不均衡は、人々が知っている以上に問題が深刻だと指摘しました。

2021年ロンドン市長選候補のローレンス・フォックス氏
「完全で正直な議論をしなければ、民主的なコミュニケーションの重心が片寄ってしまい非常に不安定な状態になる。実際には、一般に知られているよりも問題がはるかに深刻だ」

昨年6月、オックスフォード大学のオリオル・カレッジにあるセシル・ローズの銅像の撤去を訴え、数千人による抗議活動が行われました。

セシル・ローズは19世紀後半、アフリカ南部で植民地政策を推進した政治家であり企業家で、世界最大のダイヤモンドコングロマリットであるデビアス社を設立し、20世紀のアフリカ南部・中部の政治情勢、社会形態、経済発展に大きな影響を与えました。

2021年ロンドン市長選候補のローレンス・フォックス氏
「セシル・ローズの銅像を人種差別主義者だとして、撤去したいと考えている。これらの若い学生たちは非常に疑わしいという状況ではなく、多くは逸話で実際には、小説であり、フィックションであるのだ」

そして今、中共の新疆ウイグル自治区での人権や宗教への弾圧が、世界的な反発を招いている中、オックスフォード大学が、中共から70万ポンド(約1億円)の資金提供を受けていることが明らかになりました。フォックス氏はこれは人種差別を支持する行為だと考えています。

2021年ロンドン市長選候補のローレンス・フォックス氏
「英国においてこれはひどいことだ。オックスフォード大学では、大きな矛盾が発生している。物理学のウィカム教授職(Wykeham chair of physics)をテンセント・ウィカム教授職に変更したのだ。彼らは中共から70万ポンド(約1億円)を受け取った。中共は大規模な宗教的迫害を行っている。これも人種差別である」

フォックス氏は、これからも選挙戦のプラットフォームを利用して、人々の代弁者として発言していきたいと考えています。

2021年ロンドン市長選候補のローレンス・フォックス氏
このプラットフォームを通じて、人々を喚起し続ける。会話することは重要であり、表面的なことで人を判断してはいけない、それは正しいやり方ではない」

NTD Japan

 
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