米非営利団体プロジェクト・ベリタス創設者がTwitterを提訴

真実を調査報道する米非営利団体プロジェクト・ベリタスの創始者ジェームズ・オキーフ氏は、Twitterを提訴した。これは大手テック企業Twitterが、同氏をプラットフォームから永久追放したことを受けてのことだ。現在、オキーフ氏は名誉棄損で訴訟を起こしている。

ジェームズ・オキーフ氏は、自身のアカウントが永久凍結された直後に、Twitterを訴えると公表した。

プロジェクト・ベリタス創設者/ジェームズ・オキーフ
「月曜日(4月19日)に私たちは訴訟を起こす。彼らを提訴する!」

ジェームズ・オキーフ氏はその言葉通り、4月19日ニューヨーク州ウェストチェスター郡の最高裁判所で訴訟を起こした。この訴訟では「Twitterはオキーフ氏のアカウントを永久凍結する声明の中で、同氏の名誉を故意に棄損した」と主張している。訴状には、「オキーフ氏が『偽アカウント』を使用していたという虚偽の申し立ては、ジャーナリストである同氏に特に大きな損害を与えた。オキーフ氏の報道の透明性と正確さの評判は、彼の職業にとって重要だ」と記されている。

Twitterは4月15日、92万人のフォロワーがいたオキーフ氏のアカウントを永久凍結した。ソーシャルメディアの巨人Twitterは、オキーフ氏が「偽の(Twitter)アカウント」を使用していたと非難する声明を、広く報道機関に向けて出していた。Twitterの主張に反して、オキーフ氏をはじめ、多くの人はアカウント停止のタイミングに疑問を呈している。

プロジェクト・ベリタス創設者/ジェームズ・オキーフ
「これは偶然の一致ではない。もううんざりだ」

アカウント停止に至るまでの数日間、オキーフ氏は、トランプ大統領を退陣させるためのCNNの取り組みや、視聴率を上げるために意図的に恐怖を煽っていたことを語るCNN社員の一連の隠し映像を公開した。

CNNの技術ディレクター/チャーリー・チェスター
「(中共)ウイルス?視聴率の稼ぎ頭さ。だから我々(CNN)は常に(中共ウイルス)死亡者数を画面に表示しているんだ。我々が成し遂げたことを見てくれ。我々がトランプ氏を追い出した。100%断言する。私は100%確信しているが、CNNの助けなしでトランプ氏を落選させることができたとは思えない」

オキーフ氏のアカウントが永久凍結されたと聞いて、ドナルド・トランプJr.はツイッターに「皆さんお分かりだと思うが、念のために説明すると、CNNが民主党を当選させるためにプロパガンダを流す。そしてTwitterがCNNを守るために介入してくる。彼らは皆同じチームだ」と投稿している。

Twitterは2月にプロジェクト・ベリタスの二つのアカウントを凍結した。オキーフ氏によると、これまでは通信品位法230条がTwitterを保護してきたという。しかし同氏は、ソーシャルメディアの巨人がこの名誉棄損訴訟から保護されることはないと断言している。

 
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