「息をするのに誰かの許可は要らない!」10歳の米国少年が訴え

感染症対策の一環として、米国の大多数の学校では、授業中にマスクを着用するよう求めています。しかしマスク着用に抱いている気持ちについて、10歳の男の子がスピーチしました。

フロリダ州に住む10歳のジョン君が、地域の学区委員会で行ったマスクに関するスピーチに対し、米国国内で反響が沸き起こっています。

フロリダ州在住のジョン君(10歳)
「僕は学校が好きだ。でも先生たちがピリピリしているので嫌な気分になる。ある先生は、マスクを着けていない子どもの名前を書いたボール紙を持ってうろうろしているのでとても怖い。その先生は僕たちが外で列を作って親を待っている間、水を飲むのにマスクを外したといって大声を上げた。先生は迎えの車に乗るまで水を飲むなと言っているのに、僕たちに叫んだときにマスクをずらしたので、僕と友達は腹が立った」

ジョン君の話は米国社会に見る間に伝わり、ジョン君はFOXニュースの人気キャスター、タッカー・カールソンの番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」にも出演しました。

ジョン君
「僕はみんなの顔が見たい。普通の生活に戻りたい。元に戻れないのが怖い。息をするのに誰かの許可は要らない。マスクを着けるかどうかは、僕たちに選択させてほしい」

しかしジョン君の学校の学区委員会は、その後もマスクの強制着用に投票し、子供は本年度の残りの12日間、必ずマスクを着用するよう求めました。

 
関連記事