マントウ購入の男性が防疫対策員から暴行 =西安

陝西省西安市では再び感染が拡大しており、現地政府による暴力的な防疫対策に対し、住民から怒りの声が上がっています。インターネットに投稿されたある動画では、マントウを買いに外出した男性が防疫対策員から暴行される様子が撮影されています。また、祖母を見舞った市民が村幹部からレンガで顔を殴られたケースもあります。

ある動画では、白い上着を着て手にマントウを持った男性が防疫対策員を撮影していたところ、作業員一人が隙を見て後ろから男性のスマートフォンを奪い、別の2人が男性に暴行を加えています。マントウは地面に散乱しました。

西安警察は1月1日、2021年12月31日に白い服を着た王という市民が防疫対策員といざこざを起こして暴行を振るわれ、暴行を振るった側はすでに行政処罰を下されたと発表しました。

2022年1月1日にインターネットに投稿された別の動画では、西安市の男性が食べ物をきらした祖母を心配して見舞いに出向こうとしたところ、村幹部から殴られて顔中血だらけになっている様子が撮影されています。

殴られた男性
「西呉村まで祖母の様子を見に行こうとしたら、村幹部が私を村に入れてくれず、私を殴った。孫趙奇がレンガで私の顔を殴った」

西安では、2021年12月23日から都市封鎖が始まり、すでに10日以上が経過しました。大勢の市民がインターネットに、現地では野菜の値段が高騰しているうえ買えない場合も多いため、食べ物がほとんど底をついていると投稿しています。

 
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