天安門赤壁に 「中共退陣しろ」の文字

天安門広場の赤い壁に、「退陣しろ」と大きく描かれた文字が出現しました。

ネット上で瞬く間に拡散した写真からは、一部の文字が私服警察によって白い布で覆われているのが見られました。しかし、SNS上での急速な拡散は止まることを知りません。

隠された文字の中に、「共産党」の三文字があるなどと、ネット上では議論が繰り広げられています。国民が中国共産党(中共)の暴政に抗議するのは今回が初めてではありません。以前、北京市海淀区の四通橋には反政府スローガンが掲げられ、また北京のトイレでは、反政府のビラや文字があちこちに散見されます。

内モンゴルで砂嵐 空が真っ赤に染まる
10日午後3時頃、中国内モンゴル自治区ウランチャブ市四子王旗の気象台が、砂嵐の赤色警報を発令しました。多くの地域で視界が500メートル以下になり、昼間の空が突如暗くなり、空一面が赤く染まりました。

同気象台によると、同日、河北省、天津市、北京市も砂嵐に見舞われたということです。

外国人留学生は中国で学費免除 お小遣いも
メキシコ出身のある学生が、米国留学を断念して中国に渡り、西安交通大学に入学しました。その最大の理由は、授業料が無料となるだけでなく、お小遣いももらえることが魅力的だったからだといいます。

メキシコ留学生
「全部無料だよ」

香港学生
「無料?学費無料なの?」

メキシコ留学生
「そうだよ」

また、学校の食堂でも留学生に食事を提供しており、映像からは種類が豊富なことがわかります。

さらにメキシコ留学生によれば、学費が全額免除であることに加え、中共当局から毎月500〜5000元(約1万〜10万円)のお小遣いが支給されるといいます。

外国人留学生の宿舎も好待遇で、現地の学生が通常数人で一部屋であるのに対し、留学生は一人一部屋用意されています。

この件が明るみになると、多くの議論を呼び、多くの学生が待遇の違いを嘆いています。

欧州初 スウェーデンが中共派遣の留学生を拒否
このほど、世界的に有名なスウェーデンのカロリンスカ研究所が、中共から派遣された留学生の受け入れを中止することを決定しました。

2020年、中共ウイルスの世界的な蔓延の真っ只中、スウェーデンのルンド大学に通う博士過程の女子留学生が中共当局と結んだ協議書の内容を暴露しました。この協議書には、期限内に学業を修了できなければ、家族に学費の返還を求め、さらには罰金の可能性があると記されていました。

この協議書の発覚後、スウェーデンでは、中共から派遣された学生の受け入れを停止する大学が相次いでいます。また、これに追随することを検討している大学も増えています。このようにスウェーデンの名門大学が率先して中共からの国費留学生の受け入れを拒否したことは、欧州で先例を作ったと言えます。

馬英九氏の側近 「大陸反攻」の写真を削除

台湾前総統の馬英九氏が大陸訪問を終え、台湾に戻りました。しかし、まだ余波が残っています。8日夜、訪問団の一員である国立政治大学法学部の廖元豪教授が、上海の浦東空港での写真をFacebookで投稿しました。写真では、空港内の警察車両に足を向けて蹴るようなポーズをとっており、「大陸反攻」とのキャプションをつけて投稿しました。この写真がネット上で拡散され、中国の小粉紅から罵倒される事態となり、廖氏は最終的に写真を削除し、謝罪文を発表しました。

これに対し、台湾の弁護士である黃帝穎氏は、この発言は「言論の自由」の下での政治的発言であり、憲法で保護されている言論の自由の核心であると述べています。その上で、言論の自由も中共の覇権を前にしたら二重基準になってしまうのか、日頃から「言論の自由」を謳っている廖元豪氏が、投稿を削除して謝罪するなんてと語りました。

 
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