2025年の死亡率 コロナ流行期を上回る データ改ざん疑惑も

中国共産党(中共)国家統計局が公表した最新データによると、昨年の中国の死亡率が過去最高となり、中共当局が発表したコロナ感染症の流行ピーク時の水準を上回ったことがわかりました。この発表は国内外に波紋を広げており、専門家の間では「中共が3年前のパンデミック当時の死亡データを隠蔽していた可能性が高い」との見方が強まっています。

中共国家統計局が1月19日に発表したデータによると、2025年の中国の年間出生数は792万人で、出生率は5.63‰にとどまり、2024年の954万人からさらに減少しました。また、死亡者数は1131万人に達し、死亡率は8.04‰となっています。

ロイター通信によると、この死亡率は1968年以来、最も高い水準にあたるとされています。

時事評論家 唐靖遠氏
「2025年の死亡率が、コロナ禍のピークだったあの3年間を大きく上回っているというのは不自然です。私の見方では、いわゆる死亡の繰り延べによる一時的な死亡増加で説明できる話ではありません」

2019年末、中国武漢でコロナが発生しました。中共当局の公式統計によると、2020年の死亡者数は997.6万人、2021年は1014万人、2022年は1041万人とされています。そして、感染第2波のピークとなった2023年には、全国の死亡者数が1110万人、死亡率は7.87‰に達しました。

専門家らは、中共の公式統計は一貫して改ざんされており、実際の数値は大幅に矮小化されていると指摘しています。

唐靖遠氏
「そう考えると、コロナの3年間、少なくとも2回はっきりしたピークがあった時期の死亡率がどれほどだったかは、想像がつくでしょう。現在の8.04よりも何倍も高かったはずです。この状況で考えられる説明は一つで、当局が統計を大幅に改ざんしていたということです。彼らは国内の人々に対しても、国際社会に対しても、実態を隠してききたのです。」

近年、ネット上では、中国各地で人影のない村が増えているほか、地方の中小都市だけでなく、北京・上海・広州・深センといった大都市でも、スーパーやショッピングモールの人出が激減し、閑散とした様子が映る動画が拡散しています。

中国本土 市民
「以前はあれほどにぎわっていた商業施設が、全部閉まってしまいました。いったいどういう状況なのでしょうか。まるでゴーストタウンに入ったようです」

また、中共国家統計局の発表によりますと、昨年末時点で中国の総人口は約14億500万人で、2024年末と比べて339万人減少しました。これで人口減少は4年連続となりました。

一方で、最近では多くの中国本土のブロガーたちが相次いで動画を投稿し、中共が主張する「14億人」という人口数に疑問を投げかけています。「人々はいったいどこへ消えたのか」「なぜ都市も農村もこれほど閑散としているのか」といった声が広がっています。

中国のブロガー
「本当に今も14億人もいるのでしょうか? 以前、人口が12億だったころは、街もモールも村の通りもとてもにぎやかでした。しかし今は14億人いると言っておきながら、街中がこんなに静まり返っているのです」

専門家たちは、死亡率の上昇、出生数の急減、そして少子高齢化の進行によって、中国社会が深刻な人口危機に直面していると分析しています。

大紀元コラムニスト 王赫氏
「現在の中国の人口構造には、三つの特徴的な傾向があります。第一に、人口のマイナス成長、第二に少子化、第三に高齢化の急速な進行です。これら三つの要素が重なり合うことで、中国の人口構造は急速に悪化しており、すでにほとんど回復不能な段階に達しています」

 

 
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