ウーバー前トップ、技術盗用訴訟で初証言 「開発遅れで引き抜き」

[サンフランシスコ 6日 ロイター] – 米アルファベット<GOOGL.O>傘下グーグル系のウェイモが自動運転技術を盗まれたとして米配車大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER.UL>を提訴した裁判で、ウーバーのトラビス・カラニック前最高経営責任者(CEO)が6日、証人として出廷。技術開発の遅れがライバルのウェイモからトップエンジニアを引き抜く一因だったと述べた。

カラニック氏が公の場で技術盗用疑惑について語るのは初めて。サンフランシスコ連邦地裁での審理に出廷した同氏は、陪審員を前に穏やかな様子で証言した。

それによると、カラニック氏は2015年、自動運転技術の開発ペースに不満を感じ、当時ウェイモ社員だったアンソニー・レバンドウスキ氏を引き抜くための交渉を開始。自身がレバンドウスキ氏の「大ファン」だったと語った。

この日の証言は1時間足らずで終了した。カラニック氏は7日も証人出廷し、ウェイモ側弁護団の質問に答える。

 
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