【ダイエット】2年間で70キロ減　『マクロ管理法』の真髄とは？

栄養士のアドバイスの3つを守り、2年間かけて70キロの減量に成功した女性をご紹介します。彼女はどんなダイエット方法をとったか気になりませんか。ダイエットを始めた理由や成功の秘訣も含め、ダイエットの道のりをご紹介します。

2015年の秋にダイエットを決めた当時、アマンダ・ウッドさんの体重は170キロありました。

「『よし！ダイエットする！』と決意したというより、誰にも見向きされない現実にうんざりしたの。皆知らないと思うけれど、太っていればいるほど、人に気付いてもらえなくなるの。素通りされてしまうのよ。それと、体が重すぎて何をやるのにも疲れてしまっていて、それにもうんざりしたの」

決めたものの何から始めたらいいのか分からず、アマンダさんは医師を訪ねました。そして医師から紹介された栄養士のアドバイス３つを続けた結果、減量に成功したそうです。そのアドバイスとは、適切な食事量、カロリー摂取を控える方法、健康的な食習慣の３つでした。

アマンダさんはスマートフォンのアプリを使って飲食したもののカロリー計算もし、栄養士のアドバイス通りに続けていると体重が落ち始めたそうです。

体重が落ち始めると自分でも色々調べるようになりました。そこで出会ったのが、マクロ管理法と呼ばれるマクロ栄養素を考慮しつつ、必要な摂取カロリー分の食べ物を選ぶやり方です。

「マクロ管理法に従って、一日の摂取カロリーの割合を炭水化物35％、脂質25％、タンパク質40％になるよう調節したの。」

アマンダさんが気に入ったメニュー例を挙げてみます。

朝食には卵もしくはオーバーナイトオーツとプロテインシェーク。

昼食には鶏肉ミートボールとキンシ瓜、もしくはチキンシーザーサラダに低糖質ヨーグルトドレッシング。

間食が必要なときにはクラッカーとチーズ、ヨーグルト、果物。

夕食には脂肪分の少ないタンパク質（だいたい鶏肉か魚）と野菜。

運動については、すぐには始めなかったそうです。食事制限で30キロ程落とした後、コーチをつけてエクササイズを始めました。

「コーチは色々なウエイトトレーニング方法を教えてくれたり、やり方を細かく丁寧に見てくれたり、何より、ジムに通い続けるモチベーションをくれたわ」

食事制限と運動を続けながらも、時々は友達と飲みに出かけたり、ご褒美の食事をとったりもしたそうです。

「ある程度の気分転換は必要よ。痩せるのに時間は少し長く掛かったとしても、嫌気がさしてギブアップすることなく、確実にゴールに近づける。まあ、私の場合はね。」

またアマンダさんは小刻みに目標を立てたこともよかったと言います。例えば２０キロ減量と目標を立てるのではなく、２キロ減量と達成しやすく目標を立てました。

 

またインスタグラムで日々の記録を投稿しましたが、応援を受けたり、他の人も頑張っているのが分かり、モチベーションが上がったそうです。

それを継続した結果、2年間で70キロの減量に成功したのです。

最後に「ダイエットを考えている人は自分に優しく」とアマンダさんは言います。

「パーフェクトな人は誰もいない。諦めたくなる日、食べ過ぎてしまう日、運動をさぼりたい日、体重が落ちなくてジレンマに陥る時も当然あるわ。でもそれが普通なのよ。大事なのは諦めないということ。次の食事の時、次の運動の時にまたいつも通りにスタートすればいいのよ」

「それから、人と比べないこと。人それぞれ違うから、同じ運動量と同じ食事制限をしていても、人よりも時間が掛かるかも知れない。だから人と比べて落ち込むより、続けることが大事。運動と食事制限を続けていれば、いずれ結果が伴うんだから。ダイエットは自分だけの旅のようなものよ。みんな違ってみんないい、本当にそうだと思う」