ママ必見!レストランで急に大泣きをした幼児をなだめる方法は?

静かなレストランで、3歳の子どもが急に大泣きをしてしまい、周りから厳しい目線が一気にこちらに集中した状況・・・。さて、あなたはどうしますか? 台湾の幸福小児科診療所所長・黃彥鈜先生は、「大人自身が落ち着いていなければなりませんね。そして、子どもに『ダメ』と言ってはいけないのです」「大声で子どもを叱ってもいけません」と話します。では、どう対処すれば良いでしょうか。このような時の正しい子どもの対処方法を黄先生が教えてくれました。

ステップ1.子どもの気持ちを否定しない

人は気持ちが激しく動いているときに、なかなか他人の話を聞き入れられません。ましてや心身ともにまだ成長していない幼児の場合はなおさらですね。例えば、子どもが水遊びに夢中になっている時に、親が子どもに「水遊びをすると風邪を引くから」という正当な理由を言っても子どもには理解できません。

私たちは腹が立ったり、頭にきたりすることが時にはありますよね。一つの原因は「自分の思いが他人に認めてもらえないから」なのです。幼児にしても同じです。2〜4歳の子どもには表現力が足りないところが多々あるので、大人たちは自分の知恵を幼児たちと同レベルにまで下げて、「幼児用語」を使って子どもたちとコミュニケーションをとると良いでしょう。

年長の子どもが大泣きした場合、「どうして泣いているの?ママに教えて」「○○ちゃんはあのオモチャが欲しいのね、ママも知っているよ」という形で子どもをなだめて、子どもと会話をして理解を示すと良いでしょう。そして、子どもと話しているときに、しゃがむか床に座るかにして、子どもがママやパパの目と顔が同じ目線で見えるようにしましょう。この時に「これが欲しいの?」という簡単な言葉を交わすと、子どもはたいてい「うん」と答えて泣き止むのですね。

ステップ2.焦点を変える

上記の方法を使っても泣き止まない場合に、注意の焦点をうまく変えましょう。

(1)注意の焦点を変える

この方法は2〜3歳の幼児に効果的です。例えば、「分かったわ、買いたいのね。あ、あそこの公園にもっと面白いものがあるよ、今すぐ行ってみよう」「分かったわ、本当に買いたいのね。あ、アイスクリーム食べたくない? 早く買いに行こう」のようなやり方です。

(2)言葉をうまく使う

「だけど」「今度」「でも」などの言葉を上手に使って、その場で大泣きを抑える方法。例えば、「買いたいのは分かるけど、家にもオモチャがいっぱいあるでしょう」「分かったわ、今度、算数の点数が上がったらね」「いいわ、でもママは今日お金が足りないから、次の時にしましょう」などと、子どもの気持ちをまず理解を示しましょう。

年長の子どもには、言葉をもう少し加えて、「いいわよ。でも必要なものだけを買おうね、○○ちゃんが一番よく分かるでしょう。お金の無駄遣いはしないのよ」と道理を説明します。「いいわよ」を強調することが重要ですね。それによって、子どもは自分の気持ちが親に分かってもらったので、安心して落ち着きます。

(3)泣き止む子どもに褒め言葉

例えば、「○○ちゃんは偉いね、もう泣かないね」「ママにちゃんと話してくれることを信じていたわ」「○○ちゃんは本当にいい子ね」など、泣き止んだ子どもを褒めましょう。

多くの場合、ステップ1と2を繰り返すと、ようやく子どもが泣きやみます。最も重要なのは子どもに約束したことを守ることです。例えば、「今度買おうね」と約束をしたならば、次回は必ず実行することです。子どもに良い手本になると親として尊敬されるのです。

実際の生活の中で、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 
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