暴動の背後に極左勢力 トランプ 大統領「ANTIFAをテロ組織に指定」

米ミネソタ州ミネアポリスの黒人男性死亡事件を受けて、暴力的な抗議活動は米国各地に広がりました。 ウィリアム・バー司法長官は5月30日、極左グループが抗議行動を扇動し、暴動化していると指摘し、暴力を扇動した者は、法律に基づいて起訴されると述べました。

ウィリアム・バー司法長官
「我が国の人々のジョージ・フロイドさんの死への憤りはリアルである。死亡事件の責任は必ず追及せねばならないし、現在追及されている」

フロイドさんの死亡事件に関わった4人の警官は全員懲戒免職となり、膝でフロイドさんを押さえつけた警官は逮捕・起訴されました。

バー司法長官は、各地の平和的な抗議活動はすでに極左グループに乗っ取られ、別の目的のために利用されていると述べました。

ウィリアム・バー司法長官
「不幸なのは、全国の多くの都市で発生している騒乱において、平和的な声が暴力的な急進主義者に乗っ取られている。外部から来た急進主義者と扇動者たちは情勢を利用して、彼らの暴力的目的を達しようとしている。多くの地域で、暴力は無政府主義者と極左グループが画策し、組織し、扇動しているようだ。極左グループはアンティファに似たような戦術を使用しており、多くの人は他の州から来て、暴力を扇動している」

長官は、米国の偉大さは、法の支配に忠実であることにあり、州を跨いで暴力を扇動した者は、連邦法に従って起訴されると述べています。

ウィリアム・バー司法長官
「州を跨いでまたは州間施設を利用して、暴力を扇動または暴力に関与するのは連邦法違反であり、我々は法律で取締る」

暴動はミネアポリスから、ロサンゼルスやニューヨークを含む複数の都市に広がり、ワシントンD.C.では29日から2日連続で、ホワイトハウスを襲撃しようとする者が現れましたが、いずれもシークレットサービスによって止められました。

トランプ大統領は、暴徒に法の支配を破壊させてはならないと強調し、治安維持のために、知事が連邦政府の軍を必要とするのであれば、直ちに派遣する用意があると語りました。

トランプ大統領は31日、「民主党が掌握する他の都市や州は、ミネアポリスの急進左派のアナーキストが昨夜どのように解体されたのかを見るべきだ。州兵は美しい仕事をした。手遅れになる前に他の州にも投入すべきである」とツイートしました。

トランプ大統領は、米国は極左集団「アンティファ(ANTIFA)」をテロ組織に指定すると発表しました。

各地の暴力的な抗議活動に見られる「ANTIFA」は極左政治組織で、目的達成のために過激な手段を用いています。

 
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