トランプ大統領「クオモ知事の政策で高齢者が1万人以上死亡」

ニューヨーク州のクオモ知事は、8月17日の夜、民主党代表大会でトランプ大統領の疫病政策を批判しました。これに対し、トランプ大統領は、物議を醸しているクオモ氏の老人ホーム政策が、1万人もの高齢者の疫病による死亡につながっていると指摘しました。

トランプ大統領は17日の夜、3月にクオモ氏が行った老人ホーム政策が1万人の高齢者の死の原因になっているとツイートしました。

この政策では、老人ホームは病院への圧力を緩和するために、中共ウイルスで病院から転院してきた患者の受け入れを義務づけられていました。クオモ氏は5月になってこの方針を撤回しました。

トランプ大統領はツイートの中で、ニューヨーク州の老人ホームでの実際の死亡者数を以前考えられていた6,000人以上ではなく11,000人とした最近のAP通信の調査を引用しました。

AP通信の報道ではまた、ニューヨーク州が老人ホームで死亡した高齢者のみをカウントする方法を採用しており、老人ホームで感染して病院に運ばれて死亡した高齢者はカウントされていないことにも言及しています。 クオモ当局が後者の数を明らかにすることを拒否したことは、意図的な隠蔽工作であると見られています。

18日の朝、トランプ大統領は別のツイートで、「ひどい知事だ。老人ホームだけで11,000人の命が失われた。不誠実で無能だ」と述べました。

クオモ氏は17日夜の民主党大会での演説で、トランプ政府の疫病への対応を批判し、疫病に対する自身の政策の下でのニューヨーク州の実績を称賛しました。

しかし、ニューヨーク州は数か月間、米国での流行の中心地となり、最終的には32,000人以上が死亡したことが指摘されています。そして、クオモ氏が流行のピーク時に6,000人以上の感染者を老人ホームに送ったことが、ニューヨーク州での死者数の多さの理由の一つと考えられています。

ニューヨーク州のロン・キム下院議員は、クオモ氏の政策がもたらした結果について、州間、さらには連邦レベルの調査を要求しています。

 
関連記事