ポンペオ国務長官「中共は米国の正門から中に入った」「トランプ大統領が混乱を鎮める」

ポンペオ米国務長官はエポックタイムズの取材に対し、過去10年間に政界で中共と交渉した経験を述べ、中共が次から次へと自分が約束したことを反故にする様子や、米国に浸透した民間組織を目の当たりにしたと話しました。ポンペオ国務長官は、過去の政権は中共に幻想を抱いていたが、トランプ大統領は、世界各地の民主国家や自由市場経済体と同盟を組んで中共の脅威を阻止するために、政策の転換に着手したと指摘しています。

エポックタイムズの番組「米国の思想のリーダー(American Thought Leaders)」は近日、ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官を独占インタビューしました。ポンペオ国務長官は、議員を務めた6年間と、トランプ政権での4年間の中で中国共産党と交渉した経験から、中共の言うことはすべて信じるに値しないという結論に達したと述べています。

ポンペオ国務長官
「彼ら(中共)は次から次へと自分が約束したことを反故にする。それは米国と交わした約束だけでなく、世界と交わした約束、香港と中国大陸の人民に対する約束もだ。次から次へと。中国共産党はウイルスの問題が発生した場合は(その情報を)開示すると言った。例を挙げればきりがない」

ポンペオ国務長官は、過去に米国の外交政策機関は、中国共産党の一部のメンバーは公平性と互恵を基礎として世界と交流できると信じていたが、それは完全に間違っていたと述べています。中共はすでに米国に浸透し、米国の正門から中に入ってしまいました。

ポンペオ国務長官
「中国共産党は米国で、トランプ政府はすでに各方面で行動を起こし、米国に再度正しいことをさせ、中国共産党の脅威から自国を守るために、船を正しい方向に転換しようとしている」

番組の司会者、ヤン・ジャキルク(Jan Jekielek)が2020年大統領選に対する中共の干渉に対しどう考えているのかと質問したところ、ポンペオ国務長官は、現時点であまり多くのことを明かすことはできないとしたうえで、米国人は中共が米国の各種組織にすでに浸透していることを知らなければならないと述べました。

ポンペオ国務長官
「多くを語ることはできない。私は情報機関に彼らの職務を全うさせ、適時報告を発表することができる。だが米国人は、私がすでにウィスコンシン州で提起したが、中国共産党が私たちの身近にいることを知らなければならない。彼ら(中共)は私たちの学校で仕事し、私たちのコミュニティや組織内で働いている。彼ら(中共)は民間組織の皮をかぶっているが、実際には中国共産党の情報収集の一部だ。選挙でも当然そうだった」

 
関連記事