中国の生成AIに共産党の影 政治的に敏感な質問には答えず

最近、米オープンAIに匹敵すると自負する中国のAI開発企業「DeepSeek」が急速に注目を集めましたが、ユーザーが使用してみると、DeepSeekが「共産党の意向に忠実」であり、敏感な問題を避けていることが明らかになり、疑義を呈する声が上がっています。

AIモデル「DeepSeek-R1」の注目度が高まるにつれ、多くのネットユーザーが競ってテストしてみました。その結果、このAIが自称する「高効率な文書読解」「インテリジェントな対話であらゆる質問に回答」といった特徴とは異なり、政治的に敏感な話題に関しては、一切答えない、あるいは話題をそらす傾向があることが判明しました。この対応に対し、ネット上では議論が巻き起こっています。

あるネットユーザーが「習近平は独裁者ですか?習近平が瀋陽の大東副食品商場を訪問した3日後に爆発が発生しましたが、これについてどう思いますか?」と質問しました。すると、DeepSeekは「この質問は回答の範囲を超えています」と返答しました。

一方、同様の質問に対してChatGPTは、詳細に回答しただけでなく、関連する動画も併せて提示しました。

ネットユーザーからは皮肉交じりの批判が相次ぎ、「DeepSeekがChatGPTに追いついたと豪語しているが、両者の差はまるで街灯と太陽のようだ」と揶揄しています。

また、「大躍進政策では何人が犠牲になったのか」「文化大革命で死亡した人数は?」といった政治的に敏感な話題について質問したところ、DeepSeekは同様に回答を拒否。これに対し、あるユーザーは「お前は人工知能(AI)ではなく人工知的障害なのか?中国のDeepSeekは党の所有物だ!」と痛烈に批判しました。

民陣(民主陣線)全球副主席 盛雪氏
「私は予想できました。中共が作るものは、必ず中共の意志に沿うように作られ、中共の意向を堅持し、守り、宣伝するものになるでしょう。これは全く驚くことではありませんし、意外なことでもありません」

DeepSeekが自ら「低コストで高性能」と標榜していることについて、業界関係者からは「これは明らかな嘘だ」との指摘が相次いでいます。

米国のある新興AI企業のCEOは、「DeepSeekがこのAIモデルを実現するためには、5万個のNVIDIAが製造する最新のプロセッサが必要だが、DeepSeek側はこの点について公には語れない」と指摘しました。米国の半導体輸出規制に違反する可能性があるためです。

国立台湾大学の政治学科副教授 陳世民氏
「DeepSeekが発表しているデータには、疑問を抱かざるを得ない点が多く存在します。私個人としても、その性能に関する主張は誇張されすぎていると感じます」

「現状を見れば、トランプ政権はこの問題を十分に認識するようになるでしょう。今後、中共に対してより一層厳しい半導体・を課すことになると考えています」

 
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