FBI機密文書が明かす中共の米選挙介入 色仕掛けや違法献金

FBIが新たに機密解除した文書から、中国共産党(中共)のスパイが色仕掛けや違法な選挙献金、インターンの送り込みなどを通じて、米国の政治に影響を及ぼそうとした事例が明らかになりました。サンフランシスコに住んでいた中国人の方芳(クリスティン・ファン)は、FBIが自宅アパートを捜索した後、米国から逃れました。

それでは記者の張亮さんと中継をつなぎます。張さん、詳しく教えてください。

新唐人記者 張亮
「はい。ホワイトハウスの政府透明性タスクフォースは17日、約150ページに及ぶFBI文書を公開しました。文書には、方芳と元連邦下院議員エリック・スウォルウェル氏との関係が詳しく記されています。

スウォルウェル氏は今年4月に辞職しました。同氏は、連邦議会議員に当選する前、方芳と性的関係を持っていたことを認めています。

機密解除された文書によりますと、スウォルウェル氏はFBI捜査官に対し、方芳が突然、自宅を訪れ、その後、性的関係を持ったと説明しました。ただし、恋愛関係ではなかったといいます。

FBIはまた、方芳が外国人からの献金であることを隠すため、第三者を介してスウォルウェル氏の選挙運動に違法献金を行った疑いがあるとみています。さらに、スウォルウェル氏の陣営にインターンを紹介していました。

FBIは、スウォルウェル氏と方芳の関係をめぐる防諜捜査について、中共が米国政界に浸透する手法を知るうえで、これまでで「最も実態をよく示す」事例だと指摘しました。金銭や色仕掛け、インターンなどを利用して連邦議会に影響を及ぼす手法が浮かび上がったとしています。

FBI文書によると、方芳は2002年5月から2009年9月まで中国国際航空に勤務し、中共の前党首、胡錦濤が搭乗する専用機で客室乗務員を務めていました。FBIは、方芳と中共国家安全部とのつながりを疑い、一時、FBIの協力者として取り込もうとしたが、その後、この試みを中止しました。

方芳は周囲に対し、中国国内で元老や高級幹部の一族に匹敵するほど顔が広いと話していました。その人脈には、中共の元最高指導者、毛沢東の親族も含まれていました」

キャスター 秦悦
「ありがとうございました。中共による米国への浸透を警戒しているのはFBIだけではありません。米国戦争省(国防総省)も17日、米国の学術機関30校に対し、『外国機関』との協力関係を調査するよう命じました。張さん、詳しく教えてださい」

張亮
「はい。戦争省は30校の大学名を公表してありませんが、中国、ロシア、イランの大学や研究機関との学術、資金、研究面での協力関係を直ちに調査するよう求めました。

今回の調査は、2019会計年度の国防権限法第1286条に基づくものです。戦争省は先月、第1286条に基づく最新のリストを公表しました。リストには中国、ロシア、イランの計130機関が掲載され、そのうち中国の機関は88に上りました。復旦大学や上海交通大学などが初めて対象となったほか、名称変更後の『孔子学院』と関係する組織も含まれています。

戦争省は、これら外国の大学や研究機関を、国家安全保障を脅かす恐れのある外国機関に位置付けました。2026会計年度からは、これらの機関との基礎研究に同省の資金を使うことを禁止します。

戦争省は、この取り組みを議会と連携して進めていると説明しました。下院中共問題特別委員会のムーレナー委員長は、米国の納税者の資金を中共のプロジェクトに使うことは決して認められないと述べました」

米下院中共問題特別委員会委員長 ジョン・ムーレナー氏
「中共の2017年の『国家安全法』は、中国には真の意味で民間企業は存在しないと明記しています。科学的発見や商業技術、学術協力はいずれも、中共の優先課題に資することを求められています」

「中共軍と関係する機関や、制裁対象の機関、人権侵害に関与する機関と協力関係を築くべきではありません。これらのリストはすべて公開されています。それにもかかわらず、残念ながら多額の公的研究資金が、こうしたプロジェクトや、リストに載っている人物との協力に使われています」

張亮
「戦争省は30校の米国大学に対し、8月31日までに調査結果と実施した対応を報告するよう求めました。規定に従わなければ、今後、連邦政府の研究資金を失うこともあります」

 
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