米ハリウッドに「失敗博物館」、ベータマックスなど数百点を展示

[9日 ロイター] – 米ハリウッドに、計画通りの展開を遂げなかった製品などを展示する「失敗博物館」がオープンした。一般には好まれなかったり、技術革新とともに用済みになった製品など数百点が展示されている。

成功に至らなかった製品としては、ビデオテープレコーダーのベータマックス、グーグル・グラス、トランプ大統領を題材にしたボードゲーム、高額な広告費を投じたキャンペーンにもかかわらず人気が出なかったマクドナルドの「アーチ・デラックス」バーガーのポスターなどが展示されている。

館長のサミュエル・ウェスト氏は「メディアに押し売りされるサクセスストーリーにうんざりしたので、『失敗博物館』の開設を決めた」と説明。失敗はイノベーションに欠かせないものであり、アップルやコカ・コーラ、マクドナルドのような大手ブランドでも失敗するということを、人々に知らせる目的があると付け加えた。

 
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