トランプ大統領のトランスジェンダー入隊禁止令 米最高裁が支持

トランプ大統領のトランスジェンダーの米軍入隊禁止の措置について、アメリカの連邦最高裁が22日、禁止を認める決定を出しました。

22日、保守派が多数を占めるアメリカ連邦最高裁判所は保守派5人の賛成、リベラル派4人の反対で、トランプ大統領のトランスジェンダー米軍入隊禁止令を認めました。

2017年7月、トランプ大統領はトランスジェンダーの人々がいかなる資格においても軍務に就くことを禁止するとツイッターで表明し、その後文書にも署名しました。2018年に国防省がトランスジェンダーの軍務禁止を正式発表しました。

トランプ大統領は「米軍は圧倒的な勝利のために集中しなければならず、トランスジェンダーの受け入れに伴う医療コストや混乱の負担は受け入れられない」と指摘していました。

これに対し、トランスジェンダーの支援団体やLGBTの人々が訴訟を起こしました。昨年秋、ワシントンの連邦地裁は禁止令の一時差し止めを命じていましたが、今回連邦最高裁が下した決定は、連邦地裁の決定を覆すものになりました。

 
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