【動画ニュース】「私もウイグル人」海外のウイグル人#MeToo運動展開

先日、トルコ政府が初めて中国当局に対し、新疆の再教育収容所を閉鎖するよう強く求めました。その後、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどでは「#Metoouyghur」(私もウイグル人)のムーブメントが広がっています。

海外のウイグル人たちが2月10日より、「私もウイグル人」の運動を発起しました。フェイスブックやツイッター、インスタグラム、Youtubeなどで検索すると、大量の投稿がヒットします。多くのウイグル人が新疆の収容所に収監されている親族の写真などをアップし、親族の行方を公開するよう、中国当局に求めています。

アメリカ・ボストン在住のウイグル人女性は動画をアップし、収容所に送られた父親を含む親族30数人の救出を呼びかけています。

米ボストン在住ウイグル人 Adila Sadirさん

「私はAdila Sadirといいます。現在米ボストン在住です。私の父親と親族友人およびウイグルの人々のためにこの動画を作りました。中国共産党は近年新疆のウイグル人に対し狂ったように抑圧・拘束し、ウイグル人の人権と自由を著しく破壊しています。の父親は1971年生まれで、2018年6月末 いわゆる再教育センターに送られました。ここで呼びかけますが、自分の親族のために証言しましょう。私一人の力は小さいですが、全てのウイグル人が団結すれば力は無限です」

収容所の存在を否認し続ける中国当局は、職業訓練施設であると主張しています。しかし、職業訓練が必要ないはずのプロサッカー選手や学者なども収容所に送られており、中での洗脳や拷問なども非難の的になっています。

トルコ在住のウイグル人、ヒダヤットさんは11日動画を投稿し、義理の父親で著名コメディアンのミジト(Adil Mijit)さんが2018年11月2日から消息が途絶えたままだと述べ、中国当局に義理の父親を含む数百万のウイグル人が健在であることを証明できる映像の公開を求めています。

いっぽう、中国のネット上で「私もウイグル人」を検索すると、海外で展開されている関連情報は全く表示されません。中国のネットユーザーは、ファイヤーウォールのネット封鎖を突破しない限り、海外の情報に接することはできません。

 

 
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