クベラ氏の急逝に続き 台湾支持のプラハ市長も暗殺の標的に

台湾に友好的だったチェコのヤロスラフ・クベラ(Jaroslav Kubera)前上院議長が、1月20日に突然死亡。台湾訪問を2月に控えていました。クベラ氏の夫人と娘が近日、チェコのテレビ番組に出演し、中共の脅迫を受けていたと告白しました。一方、プラハのフジブ(Zdenek Hrib)市長も、ロシア当局から暗殺の標的にされていると伝わっています。

フジブ市長はメディアの取材を受けた際、チェコの民主制度を守るのは極めて重要なことで、命を犠牲にするのも辞さないと述べました。また、フジブ市長は4月初めから警察当局の保護下に置かれており、何者かに尾行されたこともあるとのことです。プラハ市では最近、旧ソ連時代の将軍像を撤去しました。多くのチェコ市民はこれらのソビエト時代の遺産は、抑圧の象徴として考えています。一部の東欧国家でも近年、共産党時代の遺産を整理・撤去する動きが見られています。

親中共派の大統領とは対照的に、フジブ市長は民主主義の台湾を支持しており、北京との姉妹都市協定を解除し、今年1月13日に台湾の台北市と姉妹都市協定を締結しました。フジブ市長はまた、中共が行っている強制臓器摘出は受け入れられないことで、世界はこのことに強烈に反応するべきだとも述べています。

 
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