ハンター・バイデン氏の元ビジネスパートナー「FBIにすべての証拠を提出する」

米大統領選の討論会の前にバイデン氏の息子、ハンター氏の元ビジネスパートナーで海軍の退役中尉のトニー・ボブリンスキー(Tony Bobulinski)氏がテネシー州ナッシュビルで記者会見を開きました。彼は2015年から2018年の間に使用していたスマートフォンを取り出してバイデンファミリーと中共がバックに控えている華信能源(CEFC)との間に巨額の金銭のやり取りがあったことを証言し、華信能源の目的はこれを機に米国の政治に干渉することだと指摘しました。

ハンター氏の元ビジネスパートナー、トニー・ボブリンスキー氏(2020年10月22日)
「ジョー・バイデンがハンターと彼のビジネスについて話をしたことはないと言っているのを聞いた。それは嘘だ。これについて私は直接知っている。ジョー・バイデンも含め、私はバイデンファミリーと直接親交があったからだ」

米国東部時間の22日、米国海軍の退役中尉、ボブリンスキー氏は、ハンター・バイデン氏の元ビジネスパートナーの立場で記者会見を行いました。彼はこれより前の声明の中でも、彼は中国華信能源の葉簡明(よう・かんめい)総裁とバイデンファミリーと協力関係にある株式会社のCEOだと述べており、彼はバイデンファミリーと中共軍をバックに持つ葉簡明グループとの金銭取引の電子メールは本物だと証明できると述べたうえで、その理由を彼自身もそのメールの受信者の一人だからだと述べています。

ハンター氏の元ビジネスパートナー、トニー・ボブリンスキー氏(2020年10月22日)
「ジェームス・バイデンとハンター・バイデンがジョー・バイデンを紹介してくれた。その日の夜、ジョー・バイデンと私は約1時間面会して、バイデンファミリーの歴史、バイデンファミリーと一部の中国人とのビジネス計画について話した。彼(ジョー・バイデン)は一部の上層部の中国人について明らかに精通していた」

ニューヨーク・ポストは先日、ハンター・バイデン氏のパソコン内に残された電子メールについて報じました。華信能源はハンター氏に毎年1000万ドル(約10億4800万円)をコンサルタント料として支払っており、会社の株式の20%をハンター氏に配給する準備を行っていました。そのうち10%はある「大物(the Big Guy)」のためのもので、消息筋によるとこの「大物」とは米国元副大統領のバイデン氏を指しており、ボブリンスキー氏もこの発言を事実だとしています。

ハンター氏の元ビジネスパートナー、トニー・ボブリンスキー氏(2020年10月22日)
「私が話したすべてのことは電子メール、Whatsappの対話記録、合意文書、その他の証拠による裏付けがある。米国人は自分で判断することができる。私が持ってきた3台のスマートフォンには私の2015年から2018年のデータが記録されている。この端末の所有者は私のほかにはいない」

ボブリンスキー氏は、バイデンファミリーと協力関係にある中国人はただ「シノホーク(Sinohawk)」という会社の名義を利用して米国の政治に影響を及ぼそうと考えていたことに気づきました。一方、バイデンファミリーは「ハンター・バイデン」の会社の名義を利用して外国企業から数百万ドルを、特に共産党統制下にある中国から稼ごうとしていただけだったといいます。

ハンター氏の元ビジネスパートナー、トニー・ボブリンスキー氏(2020年10月22日)
「先週の日曜日、ある関係者が私に対し、もし私がこの情報を公開したらバイデン氏を含め我々(関与した)全員が葬られると言った。私は誰を葬ることも望んでいない。私は政治に携わってはいない。何回か手伝った選挙活動はすべて民主党のためだった。だが私はこの国を愛する人間であり退役軍人だ。私の家族の名誉をと私のビジネスの評判を守るために、私は真実を確実に提供する必要がある」

ボブリンスキー氏は、過去にこれらの資料を公開するなと警告されたことがあるが、国を愛する退役軍人として、全ての事実を公にしてこそ、バイデンファミリーとの関係を切り離すことができ、彼らのためにこれらのことを隠蔽することから逃れることができるとも述べました。

ハンター氏の元ビジネスパートナー、トニー・ボブリンスキー氏(2020年10月22日)
「私は明日、この件について上院委員会メンバーと面会し、私の(電子)デバイスをFBIに提出する。中には私が話したすべての証拠が含まれている」

 
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